生活クラブ活動情報

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ストップ!GMO「秋の全国行動」実施!

秋の全国行動実施!

2006年11月26日、千葉県旭市で開催された「第2回GMOフリーゾーン全国交流集会」には、GMOに反対する全国の生協関係者や消費者団体、生産者などが集まり、さらに韓国やヨーロッパなど総勢201名が集まりました。27日の幕張メッセで行われた「コーデックス反対パレード」には213名の参加がありました。生活クラブからは、交流集会に130名、パレードには164名参加しました。12月2日に開催された「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」10周年記念集会にも、全国から150名が参加し、「ストップ!GMO」を求める大きなうねりにつながりました。

 この間、生活クラブは、全国の消費者・生産者と協力しながら、GMイネ・大豆等の国内商業栽培を阻止し、“GMいらない!”の世論形成や、先進自治体におけるGM規制条例・指針等の制定に成功してきました。
 

GMOフリーゾーンツアーで尋ねた元気クラブ/JAちばみどりの大看板
成長ホルモン遺伝子を組み込まれたGMサケと天然サケ

また、新たな取り組みとして生産者による「GMOフリーゾーン」宣言運動がスタートし、日本初の宣言の地・滋賀県高島市で、2006年春に「GMOフリーゾーン第1回全国交流集会」が開催され、すでに全国8000ha以上の田畑の生産者が「GM作物は作らない!」と宣言しています。   うち、生活クラブの提携生産者では、庄内みどり遊佐地区農政対策推進協議会が3080ha、とちぎ生活クラブ生協提携産地連絡協議会が375ha、東京の農(みのり)安心ネットワークが51ha、神奈川の生活クラブ運動グループ地場野菜生産者協議会が57ha、千葉の元気クラブが461ha、埼玉県青果物生産者連絡協議会と三田ヶ谷米くらぶが199ha、合計約4223haに広がっています(2006年11月24日現在)。
  一方、GMを推進する世界的な動きでは、日本を議長国とした「コーデックス・バイオテクノロジー応用食品特別部会」が2000年~2003年に開催され、GM植物・微生物の食品安全性審査基準に関するグローバルスタンダード(世界標準)が定められています。この度、日本を議長国とした同部会が再開され(2005年~2008年)、2006年はいよいよGM動物(魚を含む)の基準に関する検討が行われ、遺伝子組み換え植物以上に不安が広がっています。

全国交流集会
リレー報告

このため、千葉県の幕張メッセで11月27日から12月1日に開催された「コーデックス・バイオテクノロジー応用食品特別部会」に対して“GM動物商業化NO!”の声を届け、世論形成をスタートするため、コーデックス特別部会に反対するパレードも実施されました。当日は前夜からの雨にもかかわらず213名が参加し、心配された雨も開始直前に上がったため、『遺伝子組み換え食品いらない!』との熱い思いと共に無事パレ―ドできました。
 同時に、この取り組みに連動して、パレード前日の11月26日、「GMOフリーゾーン」宣言運動が広がっている千葉県で、「GMOフリーゾーン第2回全国交流集会」が開催され、活動の交流が深められました。
リレー報告の中で、生活クラブ生協の提携生産者では、JA庄内みどりの小野寺一博さん、元気クラブ副会長の小倉俊治さん、農安心ネットワーク代表の清水誠市さん、新生酪農クラブ組合長の杉村佳昶さんからメッセージが寄せられ、特に新生酪農クラブからは、“日本初”となる「牧場のGMOフリーゾーン宣言」の報告がありました。
更に、12月2日、日本におけるGM反対運動10周年を機に、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」を軸とした、今後の10年に向けた全国運動を展開するためのキックオフとも位置付けられる集会が開催されました。
  当初より、NON-GMO運動を推進してきた生活クラブ連合会としても、会長名で次のようなメッセージも届けました。

生活クラブは断固としてNON-GMOを貫きます!

生活クラブ連合会会長 加藤好一

 遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンの10周年、ともに反対運動をすすめてきた一員として、心からお慶び申し上げます。
  生活クラブは、1997年1月に遺伝子組み換え作物・食品に対する基本態度を決定し、生協で取り扱う食品の徹底した原料対策、可能な限り精度の高い情報開示をすすめてきました。その甲斐あって、現在は対象となる食品の85.7%がGM対策済み(2006年3月現在)となり、課題として残っているのは酸化防止剤のビタミンEやビタミンC、あるいは香料の抽出に使用されるアルコールなど特定の微量副原料に限定されています。畜産飼料もほぼ対策は終了しており、新たな課題としてあるアルファルファもNON-GMOが貫ける見通しです。
  一方、NON-GMO運動推進の課題では、グリーンコープ連合、生協連合会きらり、大地を守る会のみなさんと連携して、事業団体としてキャンペーンの市民運動を支えるというスタンスを基本方針としてきました。キャンペーンを中核に広範な市民の皆さんと幅広く連携して運動をすすめてきたことで、GMイネ・小麦反対運動、あるいはフリーゾーン運動など、多くの成果をあげることができ、とてもうれしく思っています。
  ところで、米国を中心にトウモロコシや大豆はGMOの年々作付面積が拡大し、米国ではついに2007年にはトウモロコシで72%、大豆では91%という大台に乗るという情報もあります。特にトウモロコシの伸張が近年著しく、原油価格高騰の中で、石油代替資源としてのバイオ・エタノールとしての国内需要の位置づけが強化(輸出依存からの脱却)されています。結果、NON-GMOの大豆やトウモロコシを手に入れるには高コストの対応を余儀なくされ、現在大変に苦慮しています。
  こうした問題を解決していくためには、輸入飼料依存型の畜産・酪農から一歩ずつでも脱却していく試行錯誤が不可欠です。さらには日本農業をどうするかというような大きな問題にもぶつかるはずです。しかし、生活クラブはめげることなく、今後とも断固としてNON-GMOの姿勢を貫く覚悟です。
  新たな問題のGM動物、懸案である私たちが求める義務表示制度の実現をはじめ課題は山積していますが、キャンペーンに結集する大ぜいの市民の皆さんと“遺伝子組み換え食品はいらない!”の声を張り上げながら、これらの問題に立ち向かっていきたいと思います。
  今後とも、共にがんばりましょう!!