生活クラブ活動情報

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生活クラブ組合員が考え始める「老い支度」、相談窓口事業もスタートしています

何かと不明瞭なことの多い葬儀。価格が明らかで納得のいく葬儀ができるようにと、生活クラブでは、1987年から葬儀社と提携し葬儀にも取り組んできました。しかし、お葬式のあり様はこの間に大きく変わり、40~60代の組合員数も増える中、2006年6月に生活クラブ埼玉は「自分らしい老い支度を考える委員会」を立ち上げました。葬儀だけでなく自分らしい老いや最期をどう迎えるかについて考えています。連合会でも関連会社の㈱「生活クラブ総合サービス」に、葬儀や相続の相談窓口を設置し、消費材を使った会葬返礼品を開発するなどの事業を始めています。

生活クラブの葬儀プランをリニューアルしたい

12月12日、8回目になる「自分らしい老い支度を考える委員会」にメンバーが集まりました。議題は、前の週に行われた葬儀についての講演会報告、「準備ノート」講座の実施や葬儀アンケート、来年度の活動計画などについて。社会問題や介護問題などにも話が及び、4時間にわたって熱心に意見交換が行われていました。
  この委員会は2006年6月、生活クラブ埼玉が組合員に呼びかけ、自分らしい生き方・老い方・死に方などを考えつつ、葬儀や埋葬の現状を把握し、今後の活動に生かしていこうと設置したものです。半年の間に、生活クラブFPの会による「エンディングプラン」講座、葬儀についての学習をすすめる中で、10月には中間報告をまとめています。

花祭壇


  その中間報告では、20年前からエッコロ共済(東京・埼玉・千葉のみ)葬として取り組んできた生活クラブの葬儀取り組みについて、「自宅葬を基本にした設定」のままで現状と合わない点が多々出てきていること、家族葬や近親葬、散骨や樹木葬、ペット葬など新しい形の葬儀や埋葬への関心が高まっていることなどを指摘。現在のエッコロ葬を「家族葬プラン」を基本に見直し、自分が主体でできる葬儀のイメージを盛り込んで「自分らしい老い支度」を考える場をつくっていこうと提案しています。

老いや葬儀、埋葬が身近なテーマになってきた

 アンケートや聞き取りをしてみて、生活クラブというのは組合員が主体的に決めているのに、葬儀については葬儀社の言いなりになっていることが多いとわかりました。そもそも葬儀って何だろうと見直し始めたら、これからの自分たちの生き方や老い方を考えることなのだ、という点でみな一致しました。

担当の埼玉理事の西川さん

そういうことが自分たちの身近なテーマになってきたんですね」。そう話すのは、「自分らしい老い支度を考える委員会」担当の埼玉理事の西川みち子さんです。
  最初にメンバーを公募したところ予想以上の応募があり、現在、委員会メンバーは40~60代中心の20名ほど。「自分たちが近しい人を送る立場の年代になって、自分自身の問題として関心が高まっているのです」と西川さん。そして今はみなで「エンディングノート」について話し合っているといます。エンディングノートというのは、自分の周辺整理をどうするか、どう送られたいかなどを予め自分で記しておくことで、「自分らしい」老いと最期、その後を準備しておくものです。
  委員会メンバーの飯島彰子さんは、「近しい人の葬儀に出て違和感を覚えたのがきっかけで委員会に参加しました。

委員会メンバーの飯島さんと嘉成さん

自分の場合はこうしてほしいということをエンディングノートに書いておけばよいのだな、と納得しました」。嘉成勝子さんの場合は、「自然葬の墓地をつくれないかと思って」応募したそうです。今やコンクリートジャングルになりつつある墓地ですが、そうではなく墓地をつくりながら自然もつくる「樹木葬墓地」に関心をもっていると言います。
  それぞれの想いを抱いて委員会に集った組合員たちが、これからの生き方や老い方を共に考え共有していく。その中から新しい活動がまた生まれてきそうです。

お茶など消費材の返礼品も利用できるように

 生活クラブ連合会としても、組合員の声を受け止める形で、2005年より葬儀の研究会を立ち上げ、組合員アンケートを実施したり、葬儀だけでなく葬儀を中心とした事前・事後の対応を含めたトータルな事業の展開を検討し、報告をまとめてきました。そこから2006年6月、関連会社の㈱生活クラブ総合サービスが、葬儀、遺産整理、お茶などの生活クラブ消費材を使った返礼品の開発、仏壇仏具の販売、遺品の片付け、墓地・墓石のあっせんなどの窓口事業を開始しました。
  食の安全と健康、そして環境を活動の中心に据えながら、”ゆりかごから墓場まで“の一生をトータルで助け合い支え合う生活協同組合として、生活クラブは領域を広げています。