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ペットにもこだわりの食べ物を

 

ペットにもこだわりの食べ物を。イヌとネコのためのペットフードを開発しました

生活クラブがなぜ?という声もある中、このたび組合員が中心となりイヌとネコのペットフードを開発し、4月後半から全国で取り組みます。ペットはもはや「伴侶動物」として、特に高齢化社会では大切な役割を果たすようになっています。家族同様のペットにも信頼できる食べ物を与えたい――組合員の願いを汲み上げた生活クラブならではのペットフードです。

市販のペットフードを調べてみると・・・

 ホームセンターやディスカウントショップで買い求めることの多いペットフードの中身は? 東京23区南・北海道・千葉単協のみんなでTRY!「ペットフード」開発チームがリサーチを開始したのは、昨年6月のことでした。探偵団よろしく、「イヌ係」と「ネコ係」とに分かれ、いろいろな種類のペットフードを買い集め、各メーカーに電話調査を決行。表示されている成分は何? 添加物は入っている? 原材料はどこから? といった素朴な疑問に対する情報収集を行いました。
  その結果わかったことは、次のようなことです。

  なかでも1の添加物については、おいしそうに見せる着色料にしても、販売流通上「生活雑貨」扱いであることから使われる保存料にしても、当のペットには必要ない人間側の都合で使われているわけです。
  このように市販のペットフードの問題点は、中身の表示が不十分なため、飼い主が商品を選ぶさいに必要な情報を得られないことにあるとわかりました。

私たちの消費材と同じ考え方で開発

 家族のように私たちに喜びを与えてくれるイヌやネコに与える食べ物が、これでいいのだろうか。調査したみんなの感想が、実際にペットフードを開発するさいの出発点になりました」。そう話すのは、みんなでTRY!「ペットフード」開発チームのリーダー、森田美和子さん(東京23区南理事)。開発の基本姿勢は、「私たちの食べ物と同じ考え方で100%原材料表示する」こととなりました。
  さて具体的には? できるだけ国産の原材料を使うこと、生活クラブの食品提携先で出てくる余剰材料を生かすこと、添加物はビタミン類やミネラル類などの栄養源以外は使わない方針としました。ただし、GMO(遺伝子組み換え)対策については、ペットフードについては追求しないことになりました。原料と製造は、たとえば次のような具合です。
  キャットフードの場合、生活クラブのマグロフレーク缶を作っている提携先で省かれてきた血合い部分をキャットフード用として、フレーク缶と同時並行ラインで製造する。北海道で道産の原料にこだわって製造するペットフードメーカー、㈱ノースペットと新たに提携し、つなぎに使用する小麦粉まで北海道産を使用。肉原料については、内臓など人間用の需要が少ないもので規制上食用にできないものを使う。飼料用も利用する、などです。ちなみに、今回のペットフードの生活クラブ基準としては、家畜用飼料の条件をあてはめています。
  こうして今年1月、イヌおよびネコの主食用(総合栄養食)とおかず(栄養補完食)・おやつ用のセミドライタイプが全15品目でき上がりました。「着色料を使っていないので、人の目からはおいしそうに見えないかもしれませんが、ペットの食いつきはいいですよ。保存料を使っていないので、開封したら冷蔵庫で保管してください」とは、連合会開発部畜産課の赤堀和彦課長のメッセージです。

要望の多いドライを作りたい

 「市販のものより喜んで食べる」「ふだんあまり食べないペットがよく食べた」といったモニターからの評価がすでに帰ってきています。それ以上に興味深いコメントも寄せられています。そのひとつは、ペットも飼い主とともに高齢化してきていて、今回開発した小さめにカットしたセミドライや完全栄養のペーストのタイプがともにニーズに合っていること。もうひとつは、市販のドライタイプよりどうしても価格が高めのため、飼い主が家のごはんに混ぜたり、市販のドライにトッピングしたりと、ひと手間工夫を凝らしている、といった姿が浮かび上がってきました。
  開発チームの森田さんは言います。「生活クラブのペットフードを素材として上手に利用しながら、愛情たっぷりの手づくりごはんをペットに食べさせてあげてください」と。
  いまや首都圏の7世帯に1世帯がイヌかネコと暮らしているといい、ペットフードもごく一般的な生活用品となっています。開発チームでは次に、組合員からの要望が強いドライタイプの開発をめざしたいとのこと。ペットとのパートナーシップは、私たちがめざす豊かな生活の質を分かち合いたいものですね。

取り扱い品目と取組みスケジュール

保存料と粘着剤、発色剤をすべて抜いてあります。添加物は生活クラブの自主管理に基づき、遵守しています。

用途 消 費 材 名 規格 取組み予定
ドッグフード 成犬用(主食)犬用総合栄養食 300g(100g×3袋) 16週から隔週
シニア犬用(主食)犬用総合栄養食 300g(100g×3袋) 16週から隔週
犬・猫兼用 素材まるごとササミ(カットタイプ)犬・猫用栄養補完食 300g(100g×3袋) 16週から4週ごと
素材まるごとビーフ(カットタイプ)犬・猫用栄養補完食 300g(100g×3袋) 18週から4週ごと
素材まるごとスナギモ(カットタイプ)犬・猫用栄養補完食 300g(100g×3袋) 16週から4週ごと
ササミ姿干し(犬・猫用おやつ) 150g 16週から隔週
ドッグフード 犬用ビーフクッキー(ドッグフード) 250g 16週から4週ごと
犬用ミルククッキー(ドッグフード) 250g 18週から4週ごと
ドッグフードペースト(鶏肉入り主食)犬用総合栄養食 70g×5袋 24週から4週ごと
ドッグフードペースト(スナギモ入り主食)犬用総合栄養食 70g×5袋 26週から4週ごと
キャットフード キャットフード(かつお節入り)猫用栄養補完食 85g×4缶 24週から4週ごと
キャットフード(しらす入り)猫用栄養補完食 85g×4缶 26週から4週ごと
キャットフード(野菜入り)猫用栄養補完食 85g×4缶 26週から4週ごと
キャットフード(チーズ入り)猫用栄養補完食 85g×4缶 26週から4週ごと
キャットフード(鶏肉入り)猫用栄養補完食 85g×4缶 24週から4週ごと
  1. 着色料や保存料が使われている。
  2. 原材料はその時の相場によって調達先が変わるため、世界のどこのものかわからない。
  3. 原材料表示についての法的規制はなく、業界のガイドラインで、(1)配合率で5%以上使用していればその原材料名を書いてよい、(2)10%以上配合している原材料名は表示する、(3)ただし、全体の80%まで表示してあればよい、となっているだけである。
  4. 価格の根拠がわからない