生活クラブ活動情報

 活動情報一覧へ

みんな大好きSマーク消費材

みんな大好き、Sマークの消費材!

赤い地色にSのマーク。生活クラブのシンボルとも言える「Sマーク」がつくられてから32年が経ちました。生産者と組合員がしっかりと手を結んで発展していくロゴイメージそのままに、Sマーク認定品は「安全・健康・環境」すべての面にチャレンジしながら、生活クラブを代表する消費材としての評価を得てきました。とはいえ、これまでの成果と課題を踏まえ、生活クラブのメッセージを今まで以上に力強くアピールしていくために、今、認定基準の改定を進めています。

Sマークマーク消費材は生活クラブの「顔」です

温州みかんジュース

  現在、Sマーク認定されている消費材は103品目(容量違い等については1品目としてカウントしています)。みついし昆布、温州みかんジュース、真塩、プレーンヨーグルト、ミートソース缶など、みんなが大好きなおなじみ消費材がずらりと並びます。
「Sマークは、生活クラブの消費材の代表選手。私たちの食環境をよくしていこうと、組合員と生産者が手を携えてつくりあげてきた消費材なのです」と話すのは、生活クラブ連合会Sマーク認定委員会事務局の本間隆夫です。
  Sマーク認定品に関わる基準は、当初の生活クラブ独自規格品という単純な区分けから、1990年度の「Sマーク消費材認定基準」の決定、1997年度の自主管理監査制度(*)の発足に伴う改定、2001年度の再改定という経過を経ています。  
(*)1997年に生活クラブ「自主管理監査制度」が始まりました。「『安全・健康・環境』生活クラブ原則」を追求するために、生産者は「農業」「畜産」「漁業」「加工食品」「生活用品」の5分野と「容器包装」の分野で定められた「自主基準」を守り、組合員はそれを監査することで、互いに消費材のレベルアップを図るというしくみです。

  現在、Sマークに認定される消費材は、この「自主基準」を高いレベルで達成していること、材としての完成度が高く社会に対してアピール力があること、ジャンルを代表する消費材として組合員に評価され、たくさんの利用実績があること、情報公開され信頼性が高く、将来にわたって材を供給できる生産体制であることなど、単においしくて安全なだけでなく、これらの「Sマーク認定基準」の達成が求められています。

◆Sマーク消費材についての詳しい情報は「Sマーク物語&活用術」をご覧ください。

Sマークマークはどうやって認定されるの?

 Sマーク認定の消費材は3年に1回、これからもS消費材と認定するかどうかの「再審査」が行われます。また、Sマークとしたい消費材がある場合は、生産者による自薦か、単協からの推薦によって、Sマーク認定委員会の審査を受けることができます。
  Sマーク認定委員会では、対象となる消費材について、Sマーク認定基準(上述)に照らして取材(現地視察含む)したり、「おおぜいの自主監査」の報告を参考にしながら、審査を行います。その審査結果と理由を会員単協に報告し、会員単協からの意見を踏まえながら最終報告としてまとめます。認定はこのように、おおぜいの組合員の意見を反映しながら連合理事会で承認されます。
  2005年・2006年度Sマーク認定委員を務めた一政伸子さん(さがみ生活クラブ理事長)は、Sマーク消費材の価値について次のように話します。
  「組合員自身が生活クラブの自主基準を理解して厳しく監査をするから、生産者はものすごい緊張感をもって消費材をつくり、組合員の意見に真摯に対応してくれています。Sマークはさらに、その消費材が持つ社会性やメッセージ性についても評価するので、世間で言ういわゆる“おすみつき商品”とはまったく違うものなんです」   

しいたけのほだ場

一政さんは昨年の現地視察で、「乾しいたけ」の産地に行きました。生活クラブの乾しいたけは、もともと農家のレベルまで生産履歴を追跡できるしくみが成り立っていましたが、大分県全体としても全国に先駆けて「大分乾しいたけトレーサビリティ協議会」を発足させ、中国産や他県産のものが大分県産を名乗るような産地偽装を防ぐための取り組みを昨年から始めました。そのため、視察は提携生産者だけではなく、大分県椎茸農協や市場などを含めた地域全体の取り組みも対象に情報収集し確認してきました。
  一政さんは、「予約共同購入システムの生活クラブと提携しているからこそ信頼関係を育み、生産者は産地全体のことを考えた仕組みづくりができるという面があると思います。Sマーク認定委員会の活動を通して、消費材が社会に影響力を与える力があることを改めて確認できました」と話します。

 

地域循環や食の自給力など、生活クラブの運動理念を代表するものへ

  2006年度から、このSマークの認定基準を改定するための検討が進められています。
  「改定する理由は、生産者と組合員のこれまでの努力により、消費材の遺伝子組み換え対策や原材料・飼料の指定化が進み情報開示も拡がるなど、消費材総体のレベルが数段高まってきました。Sマーク認定品が総合力で勝るとはいえ他の消費材との“際立ち”が薄れ、認定基準の捉え方も含め、組合員にとってSマーク認定品の価値が判りづらくなってきたためです。改定は、生活クラブを強くアピールするチャンスと捉えています。」(前出・本間)
  今回の主な改定内容は、「ジャンルを代表する」から「生活クラブの運動理念(*)を代表する」への変更と、Sマークの条件となる自主基準項目の変更です。
(*)運動理念とは具体的には、地域循環型の産地を形成していく、食の安全性を追求する、食の自給力を高める、食品添加物など有害物質を削減できる、といった考え方等が挙げられます。

本間は、「Sマークは生活クラブの活動を映す鏡のようなもの」と言います。消費材のレベルが年々高まっていくなか、まさに生活クラブの「顔」であるSマーク認定消費材も、より社会を変えていく力強いものに進化させようとしているのです。