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現地・青森で「六ヶ所村再処理工場」反対をアピール

現地・青森で「六ヶ所村再処理工場」反対をアピール

 8月25日、「『六ヶ所再処理工場』に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク」が、青森市で六ヶ所問題を広くアピールする集会を開催しました。生活クラブを含む消費者団体、生産者、市民など全国から約350人の参加者が集まり、今年11月に予定されている再処理工場の本格稼働中止を強く求めました。

大漁旗も加わって、にぎやかに街頭アピール

青森中心街パレード

  8月25日お昼前、抜けるような青空の下、青森駅近くのメインストリートに色とりどり大漁旗、のぼり、横断幕、傘などを手にし、頭に魚や海藻の切り絵、肩にはタスキなど着けた人びとがずらり居並びました。横断幕には「六ヶ所再処理工場に反対し、放射能汚染を阻止しよう」「空に、海に、放射能を捨てないで」「食べ物と、子どもたちを放射能から守ろう!」など、これまた多彩な文字が躍り目を引きます。集まった人びとは、通りすがる老若男女、買い物に行く市民に声をかけ、チラシを手渡し、署名を呼びかけます。すぐに署名する人、話を聞く若者、黙って通り過ぎる人など、青森市民のさまざまな反応の中で元気に街頭アピールを繰り広げました。  

街頭署名とアピール

その後、歩いて5分ほどの青森県庁隣の青い森公園に再集合し、官庁街からメインストリートにかけてパレード。「放射能汚染から青森を守ろう! 岩手を守ろう! 宮城を守ろう! 食べ物を守ろう! 日本を守ろう!・・・」と、青森県のすみずみまで届けとばかりに、県庁所在地からメッセージを声高に繰り返しました。
このアピール行動に参加したのは、「『六ヶ所再処理工場』に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク」の呼びかけ団体や賛同団体を中心にしたメンバーたち。生活クラブを含む北海道から九州まで全国各地から集まりました。わかめ等の提携生産者の岩手県重茂(おもえ)漁協からは大型バス2台を仕立て約80人の漁師さん等が馳せ参じ、力強いアピール活動となりました。
ネットワークは7月27日に東京でキックオフしたばかりですが、8月23日までに、主として食にかかわる生産者から加工、販売、消費者、せっけんメーカーまでの500団体・18個人が賛同人に名を連ね、急速な広がりを見せています。

約350人の参加者で熱気あふれる集会

プレゼンテーターの小出裕章さん

集会場所の青森文化会館の大会議場は、椅子を多数追加するほどの大入りで熱気むんむん。午前中に街頭を練り歩いた旗やのぼりが壁にずらり立てかけてあります。8・25青森集会の本番ともいえる午後の部が、3時間半にわたって行われました。集会は、現状報告、青森からのメッセージ、全国各地の参加者のリレートークの3部構成で進みました。
  現状報告に立ったのは、京都大学原子炉実験所の小出裕章さん、放射能汚染食品測定室代表の藤田祐幸さん、東京海洋大学名誉教授の水口憲哉さんの3人。「六ヶ所再処理工場と食べ物」と題した小出さんのプレゼンテーションは、放射能の科学的性質を専門的かつわかりやすく伝えるものだけに会場に衝撃を与えました。1999年に茨城県東海村の核燃料加工工場(JCO)で起きた臨界事故の被曝作業員がどのように亡くなっていったか、六ヶ所再処理工場で1年間に取り扱う放射能量は広島原爆がまき散らした放射能の百万倍レベル、再処理工場が放射性物質を捨てる際に濃度規制をしないこと、六ヶ所村や食料の汚染は避けられないことなど、数字を挙げての説得力あるものでした。
  水口憲哉さんは海洋汚染について、六ヶ所から無処理のまま海に捨てられる廃液は、ハガキ漂着調査の結果から、少なくとも岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県までは確実に到達するものとの予測を披露。チェルノブイリ原発事故を機に食品の放射能測定を続けている藤田さんは、市民による自主的な測定や監視活動がいかに重要か強調しました。地元・青森からは、県議で核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会共同代表の鹿内博さん、三沢市議で1万人訴訟原告団事務局長の山田清彦さんが、県の動きやそれぞれの活動について報告しました。

集会会場(青森文化会館)

最後に、各地から参加した生産者や消費者の代表らが壇上に上り、それぞれ思いの長けをリレートークした後、集会アピール「いのち、豊かな自然、食べ物を守るために」を全員一致で採択しました。集会の中では、この動きがあと20年早かったらとの反省も聞かれましたが、アピールは次のように結んでいます。 「生産者・消費者、共に力を合わせ、いのちを蝕み環境を汚染し、食べ物の放射能汚染をもたらす再処理工場の稼働中止を強く求めていきましょう」。ネットワークでは、全国的な署名活動、メッセージハガキ大作戦も展開中です。

県庁申し入れ

 

  • 署名用紙(PDFファイル)はコチラからダウンロードできます。
  • 署名のお願い(PDFファイル)はコチラからダウンロードできます。
  • 賛同のお願い(PDFファイル)はコチラからダウンロードできます。
  • アピール文(PDFファイル)はコチラからダウンロードできます。
  • 賛同団体の一覧(PDFファイル)はコチラをご覧ください。
  • 前日の24日には青森県庁に申し入れをしました。 
    集会に先立つ24日、ネットワークは青森県に「六ヶ所再処理工場の本格稼働中止」の申し入れを行いました。その席で、生活クラブ連合会品質管理部副部長の槌田博は、再処理工場を監視するためネットワーク独自の放射能測定を行うこと、放射性物質の警戒基準値の提案を行うことを伝えました。