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シニア女性のための下着とカジュアルウエアの取り組みを始めました。

シニア女性のための下着とカジュアルウエアの取り組みを始めます

  洋服や下着のサイズが合わなくなった、着ているものが肌にチクチク、ゴロゴロする…。そんなシニア女性の悩みを科学的データにもとづいて解析し、快適性を追求したワコールの下着とカジュアルウエアを、ライブリー生活用品40週号で取り組みます。
※次回は、12月(50週号)で取り組みます。

「からだに合う服や下着が見つからない」の声に応える

 高齢化社会のなかで、シニア向け製品の需要が高まってきています。健康であっても、年齢を重ねるにつれ、それぞれ身体機能の衰えは出てくるもの。それを踏まえて開発された生活用品も増えてきました。
  生活クラブでも今後、シニア向けの生活用品に積極的に取り組んでいく予定ですが、まずは今回(40週号)では、(株)ワコールの肌着とパジャマ、ハイネックトップ、ベスト、カルソンパンツ、腰部保護ベルト、パッド内蔵型ショーツが登場します。
  ワコールでは、18歳から70代までの女性3万5000人の体型のデータを基に、シニア世代の女性の身体がどのように変化していくかについて科学的に分析して、製品化しています。ワコールの調査では、60代以上の女性の体型はその下の年代と明らかに異なっていることがわかりました。年齢とともに人間の筋肉は徐々に衰え、その衰えは骨格の変化につながっていきます。女性なら、肩から背中にかけての僧帽筋(そうぼうきん)が衰え、その結果背中が丸くなる。脚の筋肉が衰え、その結果ひざが曲がってくる――。現在のJIS規格サイズではシニア女性のニーズには応えられないことがわかりました。日本の衣料品はJIS規格のサイズに沿って製造され、表示されていますが、このJIS規格は成人女性全体の平均値をもとに決められたサイズだからです。
  たとえば、60代以上の女性の平均身長は、JIS規格よりも低くなります。JISのレギュラーサイズ154~162センチでは、シニアの方には大きすぎる。また、ウエストとヒップのサイズは逆にJIS規格では小さい。ワコールグッドエイジ営業部の谷川俊夫課長によると「私どもの調査では、衣料品に対するシニア世代の不満の第1位は“体型に合わない”ことでした。そこで独自のサイズ設定をしたのです」。
  生活クラブでは、このようなワコールのしっかりしたサイズデータに基づいた製品作りを評価し、ワコールの製品を取り組むことにしました。

着心地と着やすさ、おしゃれ感を実現

今回取り組みの品目には、身長146~154センチの「プチサイズ」や、ウエストやヒップのサイズがJIS規格よりゆったりした「コンフォートサイズ」など、からだによりフィットするサイズ設計になっています。さらに、脇や股下にマチをつけたり袖ぐりを大きめにとったりして、動きやすさ、着替えやすさを重視しています。ゆったり感を大切にしつつも、腰やひざ、首もとなどの冷えやすい場所はきちんとガードする設計です。
もちろん、生地は自然素材を中心に、肌触りのよいものを使用。高齢者向けによくある抗菌防臭加工などはいっさいせず、無蛍光の生地を国内縫製しています。乾燥肌などのトラブルがあっても快適に着られるよう、縫製を平らにしたり、飾りのレース部分やラベルが肌に直接触れない工夫も施されています。
単に着やすいだけでなく、シルエットがきれいに出ることも大きなポイントで、ワコールが女性下着メーカーとして培ってきたノウハウが遺憾なく発揮されているといえます。アウターは軽く、しわになりにくい素材を使い、顔色をきれいに見せるカラーバリエーションがそろっています。
肌着とパジャマについているエッグボタンは、指先に力が入りにくい方にも、留めはずしのしやすい設計。デザインはそのままで、ボタンをマジックテープに変更したタイプも。だれにでも使いやすいデザインを基本とし、障害をお持ちの方や介護の必要な方にも使えることを意識して製品化されています。
生活クラブ連合会開発部の舘勝敏は、「非常に高い品質の製品で、生活クラブで取り組む価値があると判断しました」と話しています。

<ライブリー生活用品40週号の申込締切日は、以下の通りです>

  • 東京・埼玉・愛知・栃木・群馬=9月17~21日
  • 神奈川・千葉・長野・山梨・茨城・静岡・岩手=9月24~28日
  • 青森・山形・福島・大阪・京都・奈良=9月24~28日