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独自の「CO2削減行動計画」を策定!

独自の「CO2削減行動計画」を策定!

  生活クラブではグループ全体で、消費材の「物流」と「事業所」で使用されているエネルギーや廃棄物などの、環境負荷削減に向けた取り組みを進めています。その活動が、「地球温暖化防止CO2削減行動計画」です。

3年がかりで「CO2削減行動計画」の実行へ

 生活クラブの消費材の多くは、生産者からいったん埼玉県にある飯能デリバリーセンターに納品され、個人別に仕分けされた後に各単協の配送センターに運送、そして組合員30万人のもとへ届けられます。その配送車の燃料、センターやデポー(店舗)等で使う電気、ガス、灯油など、いわゆる化石燃料を直接・間接に使っています。また、物流を後方で支える事務所でも照明や空調等に電気やガスを使用しています。
  地球温暖化の原因とされるCO2(二酸化炭素)を排出しているのは、そういったエネルギー消費だけではありません。ごみの廃棄もその一つです。ご存知のように生活クラブの繰り返し使うガラスびんの「グリーンシステム」では、年間に1,977トンのCO2排出削減に貢献してきました。 生活クラブの3原則は「安全・健康・環境」。地球温暖化は将来的にそのいずれにも深くかかわってきます。生活クラブにとって、事業の中でその防止に努めることは当然の業務であり、社会的な責任であると考えています。生活クラブでは、「京都議定書」(国連気候変動枠組み条約第3回締約国会議での国際協定)が発効された2005年、最も排出量が多い「物流」と「事業所」を対象にした「CO2削減行動計画」ができました。これを策定したのは、自主管理監査制度を推進する自主管理委員会の専門部会。2003年から準備に入り、「エネルギー使用量の調査」方法をまとめ数値を集計、さらに生活クラブ独自の行動基準と行動計画を作成しました。

1年間のCO2排出量は19,216トン

 「CO2削減行動計画」に参加するのは、全単協、連合会、物流を担う太陽食品販売㈱の全事業所です。生活クラブの業務と物流を網羅すると言ってよい、これら事業所の業務によっていったいどれくらいのエネルギーを使用しているのでしょうか。「エネルギー使用量の調査」によって算出された数値を何種類かの図表に示しました。

エネルギー別使用量とCO2排出量

区分 使用量 CO2排出量
軽油 2、854、065リットル 7,535トン
電気 16、688、617kWh 6,292トン
ガソリン 1、279、155リットル 2,955トン
LPG(事業所) 17、416kg 52トン
LPG(車輌) 710,945kg 2,147トン
都市ガス 95,915立方メートル 202トン
灯油 13、370リットル 33トン

注:軽油、ガソリン、LPGは、主に輸送のエネルギーです。 運送のエネルギーには、委託配送車輌分のCO2排出量(3,452t)が含まれています。 電気、LPG、灯油は、主にデリバリーや配送センターでの冷蔵庫、冷暖房、照明のエネルギーです。

CO2排出量の内訳

CO2排出量の内訳

エネルギー別にみた使用量とCO2排出量は表のとおり。CO2排出量に換算した比率が円グラフです。配送用の燃料(軽油、ガソリン、LPG)と、事業所で使用される冷凍冷蔵庫・照明・空調などの電気とでほぼ全てを占めていることがわかります。また、図 事業所別のCO2排出量の内訳もごらんください。2006年度はちょうどデリバリーセンターを統合し切り替えた年であったため、4月~12月までは三芳デリバリーセンターと柏デリバリーセンターが稼働、2007年1月から3月までは飯能デリバリーセンターが引き継いでいます。それ以外に、農産物の物流、牛乳の配送、さらに連合会事務所、太陽食品販売㈱・自動車整備工場からの排出が加わります。それらを全部足し合わせると、 2006年度の生活クラブのCO2排出量は19,216トン。

 

事業別のCO2排出量の内訳

 

この数字を下げていくことが生活クラブ組織全体としての取り組み目標なのですが、各事業所でどんなことをすればよいのか、具体的な行動の指針は「CO2削減行動基準」に示されています。たとえば「再生可能エネルギーの使用」「照明機器の省エネルギー」「エコマーク商品を優先的に購入」「グリーンシステム回収ルールの指導」「空調の適温設定」「環境負荷に配慮した自動車の購入」「環境に配慮した運転方法」「環境データの把握と報告」「環境教育のプログラム」といった項目が、なんと150にもわたっています。

組合員による「CO2監査」も実施

これらをもとに各事業所は自分たちで行う計画を「自主基準登録」し、結果を自己評価します。さらに組合員による監査でチェックを受けレベルアップしていくやり方で、絵に描いた餅でなく実効力のあるCO2削減を行っていきます。生活クラブの消費材が「おおぜいの自主監査」を通じて年々レベルアップしてきたのと同じように、との意図です。2006年度中にすでに、15の単協等で36事業所を対象に合計30回にわたって「CO2監査」が行われました。
  「CO2監査」に参加する組合員は、生活クラブの施設を訪れ、「空調温度や時間帯がどのように守られているか」「アイドリングストップをどのように行っているか」といった取り組み内容を一つひとつチェックし双方で確認するのです。こういったことを積み上げて、生活クラブ全体として大きなCO2削減につなげていこうとしています。