生活クラブ活動情報

 活動情報一覧へ

<生活クラブ文化事業>大幅に増加する公演チケットの利用者

春の2大公演に多くの申し込みが

「『シャングリラ』と『トゥーランドット』のチケットには、たくさんの申込みがありました。トゥーランドットは、1,300余席と中劇場なので多くのチケットを用意することは困難でしたが、1,000枚を超えるチケットを用意することができました。『シャングリラ』も1,000枚を超えて用意できました」。

「旅」「チケット」「みる・きく」の注文カタログ「Lively 文化」のチケットを担当する、(株)ゆうエージェンシー(生活クラブ連合会が文化事業を委託する関連会社)文化事業課の忍係長はほっとした表情でこう話します。『トゥーランドット』は、プッチーニのオペラ名作を宮本亜門演出の音楽劇にした新作で、3月末から1ヵ月にわたり赤坂ACTシアターのこけら落としとして上演されます。音楽を久石譲、衣装はワダエミが担当、配役にも人気スターを結集させた舞台です。

一方の『シャングリラ』は、現代中国の国宝級ダンサーと言われるヤン・リーピンが、中国の26少数民族の伝統文化をダンス、楽器、衣装などのエンターテイメントに仕立てた、国際的に人気を博している公演。こちらの上演は3月中、劇場は渋谷のBunkamuraオーチャードホールです。「3~4月にちょうど話題の公演が重なり、特にこの二つの公演申込みが、チケット売上増に貢献しました」(忍係長)。

カタログ紙で内容を大きくわかりやすく紹介

ワダエミの舞台衣装絵コンテ(※画像の無断転載を禁じます)

もうお気づきの組合員も多いことでしょう。「Lively文化」が昨年11月号より月一回、タブロイド版になって配布されています。以前は、「チケット」「旅」「みる・きく」がばらばらのチラシ仕様で配布されていましたが、昨年4月からは3つの分野を統一したA4版32ページの冊子体裁の統合カタログになりました。そして、さらに読みやすく・見やすくという観点から16ページのタブロイド版に紙面変更したものです。そして11月号でのチケット販売額は前年比で約4割も伸びました。

「タブロイド紙の両面どちらからも読み始められるよう、両表紙のつくりにしました。その月で一番大きく伝えたいものに関連した写真を大判で扱い、目立つようにしたのです」(忍係長)。たとえば『トゥーランドット』チケット掲載の2月号では、ワダエミの舞台衣装絵コンテ5点を借り、片面表紙に堂々と載せています。イラストの色彩とデザインにはっとさせられ、1枚めくって中面のチケット情報記事を見ると、今回公演の衣装に関するコラムがその好奇心を受け止めてくれるようになっています。

パリ国立オペラ初来日公演のチケット記事を掲載した1月号表紙には、オペラ座の宮殿内部の豪華な内装、2つのオペラ座外観を対比させた写真が目を引きます。チケット面4ページのコラム「パリ国立オペラ座とは」では、帝政時代の「ガルニエ宮」と現代の「バスティーユ劇場」の2つがあることが紹介される――という具合です。

「チケット情報の小さい枠だけでは、公演にまつわる生き生きとした動きが見えません。公演にかかわる情報を伝えることで、組合員の方々に、公演に関心を持っていただけたと思っています」(忍係長)。

少しでも安く、一枚でも多くのチケットが用意できるように

公演は原作、演出家、出演者から舞台装置担当…と一人ひとりの手により幕が開く、まさに“生き物”。情報誌に載せる情報が揃うのは締切ぎりぎりだったり、内容が刻々と変わったりと、情報発信には最大の注意が必要となります。

また、人気の公演などはチケットを一枚でも多く用意できるよう、様々な情報を収集したり、興行元とのやり取りに努める?それもこの仕事の大切なひとつです。生活クラブのチケットでは、たとえば国立劇場主催・歌舞伎教室の上演後の舞台裏見学など付加価値がついた企画が好評を得ていますし、ペア券設定による割引価格での取組みも徐々にできるようになってきました。「組合員のみなさんの希望、申し込みに応えられるよう、一枚でも多く、少しでも安く提供したいと努力しています」と忍係長は話します。

興行元からは「生活クラブ生協の組合員の方々は、文化的水準が高いようですね」と言われることもあるとかー。それだけ文化を楽しむ組合員が多いということではないでしょうか。文化事業を担当する生活クラブ連合会広報室長の冨田伸二は、「少子高齢化が進むとともに、団塊の世代が定年退職し、自由時間を文化に使える人たちが増える傾向はますます強まるでしょう。文化事業をさらに重視し、チケット・旅・CD・DVD等を組み合わせた良質で、組合員のこだわりに応える企画をどんどん提供していきたい」と語っています。

最後に、生活クラブ生協でのチケット獲得のコツを忍係長に伝授してもらいました。「公演の初日などはファンですぐ売り切れてしまいます。公演期間の後半日程のほうが取りやすい場合がありますよ」。

【2008年3月17日掲載】