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「Rびん」の回収率10%アップの目標を達成!!

「Rびん」の回収率10%アップの目標を達成!!

 7~9月の「グリーンシステム・キャンペーン」で、再使用(リユース)する「Rびん」の回収率アップに取り組んでいた生活クラブ連合会は、11月28日に横浜市で開かれた「エコライフのつどい」で、キャンペーン期間中の回収率が82.3%となったことを公表しました。目標としていた前年比10%アップを達成し、09年度中の目標(5%アップ)の達成にも近づいていることが明らかになりました。また、10年3月からマヨネーズをRびん化することや、容器包装リサイクル法改正をめぐる最新情報についても報告されました。(2009年12月4日掲載) 

09年度目標達成も射程に

 環境への関心が高まる中、リデュース(発生抑制)、リユース、リサイクル(再生利用)の「3R」の活動は、さまざまな企業、団体が取り組んでいますが、生活クラブは早くから、リサイクルよりも環境負荷が少ないリユースに着目。容器包装リサイクル法(容リ法)制定2年前の94年から既に、調味料類などを繰り返し使えるびんに詰めて供給、回収された空びんを洗浄し再使用する「グリーンシステム」をスタートしています。
  また、同じ年には首都圏コープ事業連合(現パルシステム連合会)、東都生協とともに「びん再使用ネットワーク」を発足させ、びんの規格統一を図るなど、リユースについて先進的な取り組みを続けてきました。
  現在、7種類のRびんを使い、しょうゆ、ジュース、ケチャップ、ソースなどを供給し、08年度で約471万本を回収。Rびんは行政回収リサイクルに比べCO2排出量が1本当たり250グラム少なくなるとされており、08年度だけで1,732トンのCO2が削減できたことになります。
  08年度の回収率は67.9%でしたが、09年4~9月は前年同期比で8.1ポイント増の72.7%に達し、上半期は年度目標の前年比5%アップも達成可能な状況で回収が進んでいることが分かりました。
  生活クラブ連合会は環境への取り組みを強めようと、毎年「グリーンシステム・キャンペーン」を実施しており、今回が4回目。これまでは配達仕分け用の「ピッキング袋(P袋)」の回収に力を入れていましたが、今回初めてRびんの回収率アップを中心にすえ、活動を進めていました。

実践を通して世の中に示した

生活クラブ連合会理事の木下育子さん

 「エコライフのつどい」は、生活クラブ連合会「3R活動推進連絡会」の主催で、キャンペーンの締めくくりとして開催。各地の単協から約70人の組合員が参加しました。  
  冒頭であいさつに立った同連絡会座長(生活クラブ連合会理事)の木下青子さんは「キャンペーンは全単協を挙げて取り組むことができ、大きな成果に結びつきました。(今年を含め)3年間の取り組みで回収率80%のリユースを目指していきたい」とキャンペーンの手応えを強調しました。  
  さらに「Rびんを軽量化したり、アイテムを増やしたりすることで、輪を広げていく努力もしています。念願のマヨネーズがRびんになることが決まりましたが、生産者に多大な努力をしていただいており、それに応えるのが組合員の利用結集の力です。私たちは実践を通して世の中に示していきたい」と話しました。

有限会社「ひのでやエコライフ研究所」取締役の鈴木靖文さん

 続いて、特定非営利活動法人「地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)」理事で、有限会社「ひのでやエコライフ研究所」取締役の鈴木靖文さんが「暮らしを見直して、CO2の排出を減らそう!」と題して記念講演を行いました。
  鈴木さんは、紅葉の話から「秋は温暖化があまり話題になりませんが、秋の温暖化は深刻で2週間ぐらい季節がずれてしまっています」などと身近に感じられる温暖化の影響を語り、97年の京都議定書や、12月にデンマーク・コペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)など、最近の温暖化をめぐる動きを紹介しました。
  その上で「(CO2削減は)我慢をして無理をしてでもやらなければならないというイメージがありますが、現在は省エネの機器も多く出回っています」として、無理をしない身近な省エネ法を、照明、冷暖房、冷蔵庫、テレビなどに分けて解説。とかく重くなりがちな環境の話を、クイズやジョークを交えて楽しく話しました。
  鈴木さんは「何かを使わないことで別の豊かさを感じることができると思います。CO2の大幅な削減を強制されているような感じがあるかもしれませんが、CO2を減らしても豊かな生活をつくっていくことはできます」と話しました。

上位単協が組合員活動を報告

生活クラブ栃木理事の永森隆子さん
横浜北生活クラブ理事の草場敏子さん

 その後、Rびん回収のアップ率の高かった3単協と、回収率上位3単協、P袋回収率アップの上位2単協が、それぞれ活動を報告しました。
  Rびん回収率で、アップ率1位(前年同期比15.3ポイント増)となった生活クラブ栃木理事の永森隆子さんは「特別に大きな活動をしたわけではないので驚いています。1人1人の組合員がRびんは必ず返却するという意識を持ってくれたことと、4年間でキャンペーンが定着してきたからではないかと思います。キャンペーンの終了で回収率が下がらないよう、普段の活動の中でもしつこく呼びかけていきたい」と語りました。

 また回収率1位(89.1%)となった横浜北生活クラブ理事の草場敏子さんは「新しく入られた組合員に呼びかけることが一番だと考え、新規加入者説明会やウエルカムパーティーで、実際にRびんを見てもらい、返却してリユースすれば、ごみを減らせ地球温暖化の防止に役立つと伝えてきました。また生産者交流会や携帯電話の活用など、さまざまな機会にグリーンシステムをアピールしてきました。地道な活動ですが、結果が出て大変うれしく思います」と報告しました。
 「つどい」の最後には、生活クラブ連合会自主管理推進・環境課の山本義美課長が容器包装リサイクル法をめぐる最新の情報を報告し、びん再使用ネットワークとしてもリユースをさらに普及させるために「リユース促進法(仮)」の制定に向けた準備を進めていることが明らかにされました。