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第10回GMOフリーゾーン全国交流集会inくまもと 生物多様性の阿蘇の草原から発信!

阿蘇小国郷産直の会のGMOフリーゾーン看板の前で

 
 

3月7日、「第10回GMOフリーゾーン全国交流集会inくまもと」が熊本県阿蘇市で開催されました。480人を超える参加者が全国各地から集まり、生活クラブからは生産者・各単協の組合員と事務局の総勢28人で参加しました。

(2015年3月30日掲載)

*GMOフリーゾーン…遺伝子組み換え作物が栽培されていない地域。GMO(Genetically Modified Organism)とは、遺伝子組み換え作物(生命体)を意味します。

フリーゾーン集会で実行委員会メンバーによる寸劇はじめに阿蘇市長・佐藤義興氏、JA阿蘇・工藤保雄氏の挨拶があり、基調講演として愛媛県今治市玉川支所長・安井孝さんが登壇、「今治市 食と農のまちづくり条例」を紹介しました。この条例は議員提案によって制定され、種苗法を根拠として遺伝子組み換え作物の栽培を市長に申請し許可を得なければならない、としたことが特徴です。

今治市も他の地方都市と同様に人口減少の問題を抱えています。その中で、地産地消と食育を柱にしたまちづくりが進められている様子が熱く語られました。特に小学生が野菜の有機JAS認証を取得し、まちの有機農業を後押ししている話には、会場にどよめきが起こりました。

全国のGMOフリーゾーン登録面積の合計は、約86,333haです。昨年より約1,821ha増加しました。富山・石川・福井の各県内からは、今年度初めてGMOフリーゾーンの登録がありました。リレートークでは、生活クラブ栃木の伊藤理事長が、昨年栃木で開催した集会後の活動を報告しました。また、今回は第10回ということで、フィリピンやドイツ、韓国など、世界の9か国12人からメッセージが寄せられました。

小国町の生産者高野さん(写真右) 阿蘇でも鹿の害は深刻阿蘇には熊本特産の高菜の畑が広がっています。季節になると、どの家でも高菜漬けが作られ、家ごとに料理の仕方も様々、高菜の種も自家採取で代々受け継がれてきたということです。高菜はアブラナ科の作物です。阿蘇の生産者は、同じアブラナ科であるGMナタネの自生に大きな危機感を持ってGMOフリーゾーン運動に参加していることが伝わってきました。

3月8日(日)のツアーは天気に恵まれ、阿蘇の野焼きを見ることができました。阿蘇の生物多様性を守る運動に、多くの人の努力と希望を実感することができる企画でした。