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離乳食づくりのコツがわかる!多摩きた生活クラブが「ビオサポ食育講座」を開催

 
12月11日の良く晴れた日曜日、JR国立駅から徒歩5分の「ひかりプラザ」の実習室は、赤ちゃんや小さな子どもを連れた14組のママが次々と集まってきました(ご夫婦で参加されたパパも!)。そんなママたちを魅了してやまないイベント、それが生活クラブの「ビオサポ食育講座」です。
 

離乳食は「自分で食べる」ための学習

講師は東京家政学院大学の酒井治子教授。1年前に生活クラブ連合会が発行した「楽しく、かしこく ビオサポ食育BOOK*」を酒井先生に監修していただきました。ご自身も共働きを始める際にご主人の勧めで生協に加入。その時に選んだのが生活クラブで、もう加入して18年にもなるとのこと。
講座のテーマは「楽チン・あんしん離乳食~「もぐもぐ」から「もりもり」まで~」。参加者のみなさんに離乳食の進み具合を聞いてみたところ、これから始める方が3~4名ほど、もう生後7~8か月で進行中という方が5~6名ほどでした。どんなものを参考にしているかについてはインターネットより本という声が多かったようです。どこまで味付けしたら良いか迷ってしまうと具体的な話も…。
 
はじめに、ビオサポ食育BOOKをテキストに使いながら、基本的な離乳食の始め方・進め方の話がありました。離乳食は「食べる」ための学習の過程だとのこと。
食育BOOKの別冊レシピから「白身魚の煮つけ(&パン粉焼き)献立」を例に、大人の食事から取り分けて離乳食を展開する調理のデモンストレーションには参加者が先生を囲んで興味津々です。硬さの変化をどう付けるか、実際に鍋を3つ並べて水の分量の違いをみたり、形態の違いを並べてみたり…。ポイントは大きさ、とろみ、そして柔らかさとのこと。「野菜は小さく切るより蒸してから(あるいは調理中に取り分けて)潰す方が楽です。芋やカボチャは使いやすいし、小松菜はアクが少ないから離乳食向けです。もっと豆腐や麩を上手に使えるといいですね」など実践的なお話がありました。口の中でバラバラにならないように、まとまりをつけたり、鶏肉のササミも片栗粉をまぶしてもんでから調理すると食べやすくなります。1歳からはホワイトソースもOKですが、7~8か月までは基本的に味付けは不要だそうです。
 
また、テキストにある「だしのとり方」を紹介。はじめは昆布だしから始めますが、大根などは野菜から旨味が出るため、だしを取らなくてもよいそうです。「その子だけのものを作るのではなく、大人の食べるものから作るようにしましょう。」と先生は続けます。離乳食を子どもが食べる時に気を付けるポイントはちゃんと口を閉じてゴックンと飲み込めるかどうか、舌が上下に動いているかどうか。赤ちゃんの口の動きを見ることが大事とのことです。
「とにかく子どもは美味しいものが好き」と、にっこりする酒井先生です。

子育ての悩みやエピソードに共感

次に、東京家政学院大学の助手や学生さんたちが調理してくれた離乳食を試食しました。各期の離乳食の献立を1食分ずつ見てから、試食して各期の形態や食感、味付けを確かめました。先生がテーブルを回って参加者のみなさんの疑問に個々に答えていくうちに、参加者どうしで会話もはずみ、最初は少し緊張していた顔も笑顔になり、それにつられてママのお膝の赤ちゃんからも笑顔がこぼれます。
「これも美味しい、あれも美味しいと、食べたいものが増える。そうやって育っていって、3歳頃までにいろいろなものが食べられればOKです。食べにくいものを食べやすくしてあげることも大切」というアドバイスがありました。
 
このイベントは、多摩きた生活クラブの子育て世代の組合員が中心となって構成するプロジェクトが組み立てました。メンバーの浅見さんからはケーク・サレや簡単便利な残り野菜の使いまわしレシピを、石槫さんからは、全粒粉ホットケーキミックスを使った野菜入り蒸しパンなど、それぞれの子育て体験を交えながら、子どもが喜んで食べる野菜のレシピの紹介がありました。
 
メンバーの望月沙知さんは「私はイベントが楽しくて、生活クラブにハマってしまいました。他の人たちにも教えてあげたいけど、どうやったら知ってもらえるか。そこで、このビオサポ食育講座を企画しました。生活クラブの良いところは、食べ物を共通項に集まれるところ。私自身も2才と4才の子どもがいますが、いつも託児してもらうことで、みんなで育てている、育ててもらっている気持ちでいます。」と話します。
離乳食づくりのコツから試食、生活クラブの消費材の魅力の紹介まで、盛りだくさんの充実した2時間でした。
 
*「楽しく、かしこく ビオサポ食育BOOK」は生活クラブの本の共同購入でお申込みできます。次回は5月の予定です。
 
【2017年1月10日掲載】