生活クラブ活動情報

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豊かな海の環境を守る愛媛県産「真珠」の共同購入

佐藤真珠㈱の佐藤さん夫妻とスタッフ

生活クラブ生協連合会は、海の環境を守りながら育てられた愛媛県産の真珠製品を共同購入しています。主に農産物・農産加工品の提携生産者である「西日本ファーマーズユニオン」の真珠部門を担う「佐藤真珠㈱」の製品です。愛媛県西予市明浜町で、養殖から製品まで一貫生産されています。環境負荷を減らすための厳しい養殖基準、国際的な鑑定機関による品質保証、無駄な経費を省いた適正価格と、3つの特長をあわせ持つ真珠です。

「真珠づくりは環境づくりから」
農産物生産者の西日本ファーマーズユニオンが真珠を作る理由

愛媛県明浜町の海と真珠いかだ真珠は海で真珠貝を養殖して生産されます。農産物の提携生産者である「西日本ファーマーズユニオン」が、なぜ海で作られる製品を扱うのでしょうか。

明浜町は、瀬戸内海のリアス式海岸に面する急峻な地形を利用した柑橘類の栽培が盛んな地域です。昔から「海づくりは山づくり」と言われていて、急峻な陸地から注ぎこむ水の質によって瀬戸内海の海の環境が保たれていることが知られていました。水が湧き出る山の環境を大事にすることこそ、海産物の生育や養殖にも適した海の豊かな環境を守ることなのです。

西日本ファーマーズユニオンは、40年前からこうした「自然の摂理」に着目し、柑橘類の生産を環境に配慮した方法に切り替えようと呼びかけてきました。有機肥料を使い、農薬の使用をできるかぎり抑え、地域ぐるみで山と海の環境改善をすすめる取り組みを続けました。明浜町での真珠の養殖も、その活動の一環なのです。

「真珠は人ではなく、貝がつくるもの」
生産者の想いと地道な努力が明浜の海を再生

佐藤真珠(株)の佐藤さん夫妻養殖から製品化までを一貫して手掛ける「佐藤真珠㈱」の佐藤さん夫妻は、真珠を育てて40年の大ベテランです。真珠を育てるアコヤ貝に深い愛情を注ぎ、生育の場である海の環境をとても大事にしています。「真珠は人が作るものではなく貝が作るもの。人はその手助けをしているにすぎない」と考え、貝に負担をかけない環境を維持することを模索し、海の環境を守る運動にも力を入れてきました。

特に大きな成果は、有害性が疑われながらも魚の養殖場で消毒目的に広く使われていたホルマリンに対する取り組みです。日本で初めて県条例によって使用禁止とすることを多くの障害を乗り越えて実現させたのです。また、合成洗剤の使用を減らすために漁協の婦人部で廃油石鹸を作り地域に配布したり、真珠の養殖いかだを利用したわかめの養殖によって海藻を増やし、水質改善や生物多様化をめざすなどの地道な努力を続けてきました。

真珠の共同購入で海の環境を守ります

生活クラブが共同購入する真珠の3つの特長

真珠のアクセサリーは、人生の節目となる機会を彩ります。生涯、手元に持っておきたいジュエリーとしては、未来の海や山の環境を守ることに役立つ製品を選ぶことがふさわしいのではないでしょうか。

西日本ファーマーズユニオンの真珠の共同購入は、豊かな瀬戸内海の漁場、明浜町の環境を守ることを支える力になります。

*2016年2月3回カタログに掲載。2016年度は年2回(秋・春)の共同購入が計画されています。

(2016年2月12日掲載)