生活クラブ活動情報

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日本と韓国を食で結ぶ「味の文化交流」 韓国・ドゥレ生協の人気食材3点を共同購入

日本と韓国は、隣国として千数百年もの古い付き合いですが、現在日韓両政府の関係は良好とは言えません。そして残念なことにその関係が両国の市民感情にも影響しています。こんな時代だからこそ、日々の暮らしの中で、食を通じて市民同士の共感と連帯感を広げていきませんか。

一人ひとりの組合員が共同購入を通して参加できる文化交流です

生活クラブは今回新たな試みとして、長年交流のある韓国ドゥレ生協連合会と、食を通じた文化交流を行ないます。名付けて「味の文化交流」企画。キムチをはじめとした韓国食材の提携先である㈱第一物産の協力のもと、ドゥレ生協が取り扱う3品目を共同購入します(4月2回配達)。
*提案の3品目は、いずれも原料の国内自給を追求し、不要な添加物を使わずに作られています

韓国ドゥレ生協連合会は、生活クラブに近い理念と問題意識を持つ生協の連合会です。ドゥレ生協連合会の「ドゥレ」とは「結」(ゆい=共同・協働)を意味する韓国の固有の言葉。人と自然が共生できる地域循環農業とエコロジカルな生活を志向し、組合員と生産者との協同で安全性の高い材を共同購入しています。韓国産農産物の利用を通じた有機農業の発展をめざし、生活の中で協同する文化を育んできました。

国際交流に足を運んで参加できる組合員は限られますが、「味の文化交流」なら一人ひとりの組合員が食べることで参加できます。食を通じて海を越えた隣国との交流と共感を育んでいきましょう。

韓国ドゥレ生協連合会は今年で結成20周年

韓国ドゥレ生協連合会は1997年、各地で活動していた7つの生協が連合会を結成して生まれました。組合員数は約14万2千人。ソウル市、京畿道、江原道など首都圏を中心に28の会員生協が集い、活動しています(2013年現在)

消費材と共通する考え方で作られている「生活材」

生活クラブは、取り扱う食品や生活用品を、利益を得ることが目的の「商品」ではないという意味を込めて「消費材」と呼んでいます。韓国ドゥレ生協連合会も同じ意味をこめて「生活材」と呼んでいます。

韓国ドゥレ生協連合会の「生活材」取扱い原則

●生協の生活材は、安全で良質であり、適正価格でなければならない。
●国内農畜産業を保護し、食料自給率を高める。
●産地直取引にもとづく環境農産物・有機農産物の普及に努める。
●国内水産資源の保全と国内水産物の普及に努める。
●加工品・工業製品は、環境にやさしい材の開発・普及に努める。
●フェアトレードは、「公正な貿易」を目標にたすけあいと持続可能な生産を原則とする。
●容器包装は、生活材の安全性を優先的にして、環境負荷を最小限に抑える。
●扱われる生活材は、日常に必要な基礎生活材と、多くの消費者が使用している大衆的な生活材を中心とする。
●生活材の価格は、生産者と組合員が納得価格で相互協議して決定し、これにより、生産者と組合員の経済的生活を保護する。
●組合員の参加で新しい生活材の開発・改善、および利用結集を行なう。
●情報を透明にする。

このように「生活材」は生活クラブの消費材と多くの部分で共通しています。


福島の子どもたちのリフレッシュツアーin   韓国

2013年、韓国リフレッシュツアーに訪れた生活クラブふくしまの組合員家族とドゥレ生協の組合員、スタッフの皆さん2011年3月の福島第一原子力発電所の重大事故以来、各地の生活クラブでは、福島の子どもたちを県外に招待し、外で思い切り遊んでもらいたいとの思いでリフレッシュツアー(一時避難旅行)を開催しています。その一環として、2013年7月、韓国ドゥレ生協連合会と生活クラブ連合会との共催で、韓国でもリフレッシュツアーを開催することができました。

このツアーには、7つの生協が参加。生活クラブふくしまからは9家族24人が参加し、3泊4日をともに過ごす韓国の組合員10家族とスタッフ40名が温かく迎えてくださいました。

原発や放射能による汚染は、国境を超えた課題です。このリフレッシュツアーは、原発のない社会のために海をはさんだ二つの国の同じ志を持つ人々が手を携えていく、未来への希望を感じさせる出会いとなりました。

『生活クラブ OPINION』2016年4月2回号の記事を転載しました。

(2016年3月31日掲載)