生活クラブ活動情報

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復興支援活動と、カンパの収支をおしらせします。

東日本大震災と東京電力㈱福島第一原子力発電所の事故から6年半以上が経ちました。被災地では今も生活の再建に苦しんでいる人たちがいます。また放射能汚染による健康被害は、これから増えていく恐れがあります。東北の復興にはまだまだ時間がかかります。生活クラブは組合員のみなさんからのカンパをもとに、引き続き復興支援を行なっていきます。

●甲状腺検査活動…各地の生活クラブで実施しています。2016年度は全体で790人が受診しました
●重茂味まつり…肉厚わかめの生産者の重茂漁協が主催するまつりを後援。生活クラブ岩手などが参加しました
●復興支援まつり…生活クラブ神奈川が毎年開催、2016年度は約1万人が来場しました
●リフレッシュツアー…2016年度は16ツアーを開催し、249人が参加しました。写真は生活クラブ山梨のツアー(2017年7月)
●牡蠣出荷を通じた就労訓練…引きこもりの人などに牡蠣を磨く仕事を通じて就労訓練を行なう、共生地域創造財団の事業を支援しています

2016年度の主な復興支援活動

2016年4月 ● 各地の生活クラブで甲状腺検査を実施(春休み・冬休みを利用)
●春のリフレッシュツアーを各地で開催
7月 ●甲状腺検査活動2015報告会を東京で開催
8月 ●第10回重茂味まつり(岩手県宮古市)を後援
●夏のリフレッシュツアーを各地で開催(7、9月にも実施)
●岩手県岩泉町の豪雨被害に飲料水など物資を支援
2016年9月 ●「大室南部神楽」」神戸公演の開催を支援
11月 ●生活クラブ神奈川主催の復興支援まつりを後援
12月 ●共生地域創造財団主催「ともいきシンポジウム」に代表を派遣(宮城県石巻市)
2017年1月 ●宮城県石巻市蛤浜の殻つき牡蠣の出荷事業「笑える牡蠣」と、亘理町の斉藤農園の「復興いちご」の販売に協力
3月 ●生活クラブふくしま震災記録集「つながる、乗り越える」の発行を助成

年間を通じた支援

●福島県川内村の原発被災者を支援するNPO法人「昭和横丁」が行なう横丁市などへ食材支援をしています。
●市民団体「FoE Japan」による「ぽかぽかプロジェクト」(福島の子どもたちの保養プロジェクト)への食材支援を継続しています。
*FoE Japan:地球規模での環境問題に取り組む国際環境NGO

2016年度東日本大震災 復興支援カンパ収支決算報告

復興支援第7次カンパへの協力ありがとうございました

今年3月から5月に募った東日本大震災復興支援第7次カンパには、3,386万5,430円が寄せられました(10月31日現在)。
ご協力ありがとうございました。2017年度のカンパ使途計画に基づいて活用していきます。

共生地域創造財団の活動 岩手県大槌町でも支援を開始

生活クラブは、公益財団法人・共生地域創造財団を通じた復興支援をしています。同財団は2017年4月から岩手県大槌町で、被災者の生活再建を支援する活動を始めました。仮設住宅からの転居費用が出せないなどの理由により退去がむずかしい人もおり、行政や民間団体と連携して、生活に困っている人の相談を行なったり、仮設住宅を巡回訪問しています。「一時的な支援ではなく、生活再建に困った時は適切に相談、支援が受けられるしくみを確立していきたい」と同財団の石井優太さんは話しています。

*写真:仮設住宅内にある大槌事務所のスタッフ。左から村上富美さん、中居知子さん、石井優太さん、佐藤政廣さん

事故から6年半。重要な時期を迎えています
2016年度 甲状腺検査活動報告会

福島第一原発事故の放射能汚染による子どもの甲状腺がんが危惧されるなか、生活クラブは独自の甲状腺検査活動を続けています。2016年度の検査活動の結果がまとまり、その報告会を9月9日に開催しました。

*写真:甲状腺検査活動2016 報告会には、組合員など77人が参加しました

子どもの甲状腺がんの特徴が生活クラブの検査で明らかに

生活クラブの甲状腺検査活動は、福島県の県民健康調査との比較・監視などを目的にしています。
活動は組合員から寄せられた復興支援カンパをもとに行なわれ、2016年度は各地で790人の組合員の子どもが検査を受けました。このうち2012年度からの継続者は117人でした。
 
甲状腺検査を監修する松崎道幸医師「生活クラブの継続的な検査により、子どもの甲状腺にできたのう胞や結節は短期間のうちに消えたり発生することが初めてわかりました」と2012年度から甲状腺検査を監修する道北勤医協・旭川北医院の松崎道幸医師は、継続検査の必要性を語りました。

甲状腺がんは、原因によって発生する男女比が変わります。日本の自然発生型の男女比は1:5です。一方、放射線被ばく型の男女比は1:1に近づきます。「福島県の県民健康調査の結果を男女比で見ると、1:1.4~1.9です。自然発生型ではなく、放射線被ばく型といえると思います」と、松崎道幸医師は指摘しました。

チェルノブイリ原発事故では10年後にピークが

3・11甲状腺がん子ども基金の崎山比早子さん報告会では、甲状腺がんになった子どもに療養費の給付などをするNPO法人「3・11甲状腺がん子ども基金」の報告がありました。同基金はこれまでに99人に療養費を給付しており、生活クラブは活動に賛同して復興支援カンパから100万円を寄付しています。
「患者や家族の方からは『甲状腺がんになった原因を知りたい』という声が多く寄せられています」と、同基金・代表理事の崎山比早子さきやま ひさこさんは話します。

生活クラブふくしまの緑川順子さんまた生活クラブふくしま副理事長の緑川順子さんは、「確実に安全だと言えるまで甲状腺検査を続けていきたい。そして不安を抱えるお母さんに寄り添う活動を進めていきたい」と、抱負を語りました。
生活クラブは甲状腺検査活動の検診者数を拡大し、2020年度まで継続すると決めています。

チェルノブイリ原発事故では5年後から子どもの甲状腺がんが増え、10年後にピークを迎えました。報告会では甲状腺検査活動が、重要な時期を迎えていることを共有しました。
 

被ばくの不安を和らげ、福島の現状を共有する
2017年度子どもたちのリフレッシュツアー

放射線量が比較的高い地域で暮らす子どもが、放射能の影響が少ない地域で過ごすことは、外部・内部被ばくを減らしたり気持ちをリフレッシュするうえで、大切です。各地の生活クラブは、福島県や栃木県の子ども・家族を招いたリフレッシュツアーを行なっています。参加者の要望に応え、2017年度は春や秋、冬の企画を増やしています。このリフレッシュツアーは復興支援カンパでまかなわれており、参加者からは感謝の声がたくさん寄せられています。

参加者からのメッセージ

<静岡>水遊びに花火大会と、外遊びを満喫

子どもたちが幸せな結婚、出産ができるか心配はつきません。原発事故は二度と起こしてはなりません。一方、静岡の皆さんが心配してくださり、感謝の気持でいっぱいです。子どもたちにはずっと伝え続けていきます。

*写真:福島からの参加家族と静岡のボランティア参加の組合員で記念撮影

<愛知>自然の中で食べるバーべキューは最高!

愛知の組合員のみなさんに初めてお会いした気がしませんでした。福島のこと、原発のことを真剣に考えてくださっていることに感銘しました。私もできることを一歩、進んでみようと思います。

*写真:ふくしまの3家族、栃木の2 家族の合計16 人が参加したツアーでは、交流会や甲状腺検査も行なわれました

【2017年12月19日掲載】