生活クラブ活動情報

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飼料用米の普及を進める生活クラブ提携生産者が表彰されました

「飼料用米活用畜産物ブランド日本一」豚肉の平田牧場が最優秀賞を受賞!
「飼料用米多収日本一」 鶏肉の秋川牧園が使用する飼料用米生産農家が受賞!

表彰式にかけつけた組合員と生産者のみなさん

飼料用米の普及に貢献した農産・畜産関係者を表彰するコンテスト「飼料用米活用畜産物ブランド日本一」(主催:一般社団法人 日本養豚協会)と「飼料用米多収日本一」(主催:一般社団法人日本飼料用米振興協会、農林水産省)が行なわれました。このほど受賞者が決定し、3月9日、東京大学農学部弥生講堂で表彰式が開催されました。

「飼料用米活用畜産物ブランド日本一」では、生活クラブの豚肉の生産者、株式会社平田牧場(山形県)が最優秀賞の「農林水産大臣賞」を受賞。また「飼料用米多収日本一」の「地域の平均単収からの増収の部」では、生活クラブの鶏肉「丹精國鶏」の生産者、株式会社秋川牧園(山口県)が使用する飼料用米を生産する海地博志さんが「農林水産大臣賞」を、同じく長沼靖夫さんが「日本農業新聞賞」を受賞しました。

 


生活クラブの豚肉・鶏肉の関連生産者が日本一を受賞!

農地の有効活用と食料自給率向上のため、飼料用米の栽培と畜産飼料への利用拡大が、農業政策としても広く推進されるようになっています。

今回、日本一を受賞した平田牧場が、生活クラブとともに国産飼料用米を豚肉生産に活用する取り組みを始めたのは1996年です。全国的にも先進的な事例となり、20年以上にわたって研究と改善を進めた現在では、肥育中の飼料への飼料用米配合率は30%にまで上昇し、飼料のうち最も多い比率となっています。

平田牧場の社長・新田嘉七にった かしちさんは「飼料用米の活用は、生活クラブの組合員のみなさんがいたからこそできました。世界的な食料不足が見込まれる将来に備える意味でも、飼料用米の活用を拡大していく必要があると思います」と語りました。

飼料用米の生産農家が受賞した、鶏肉「丹精國鶏」の生産者、株式会社秋川牧園の秋川正さんは「農家のみなさんとは『エサも国産!』を合言葉に飼料用米を始めました。堆肥化した鶏糞を栽培に使用してもらうなど、地域循環や多収穫、ローコストを農家のみなさんとともにめざしています」と語りました。

平田牧場社長の新田嘉七さん、飼料用米を栽培する海地かいち博志さん、長沼靖夫さん

飼料用米生産者の海地博志さん(中)

「秋川牧園の食の安全へのこだわりに共感して栽培を始めました。人が食べるお米の収穫が終わってから飼料用米の刈り取りができるので、労力分散のメリットがあります」

飼料用米生産者の長沼靖夫さん(右)

「減反対策として栽培を始めました。多収という目標を当初から立てました。鶏糞の堆肥はたいへん効果があります」

 


シンポジウムでは鶏卵生産者の会田共同養鶏組合が発表

会田共同養鶏組合・組合長の上村博文さん(左写真) 平田牧場の新田さんと生活クラブ連合会・加藤会長(右写真)

 

表彰式とあわせて開催された「飼料用米普及のためのシンポジウム」では、先駆的な活動として長野県の「会田共同養鶏組合」組合長の上村かみむら博文さんが発表しました。会田共同養鶏組合は、生活クラブ連合会の鶏卵の提携生産者です(*)

「飼料用米は遺伝子組み換えでないことが明らかな飼料です。生活クラブの組合員のみなさんと話し合いや試食を重ねて、飼料用米を与えた鶏の卵を開発しました。飼料用米を栽培する農家には鶏糞の堆肥を使ってもらい、畜産業と農業の連携を進めています」

シンポジウムの閉会に際して、主催者である日本飼料用米振興協会の副理事長を務める生活クラブ連合会の加藤好一会長が挨拶しました。「2018年度から生産調整の見直しが始まるなど、米を取り巻く環境は大きな転換点を迎えています。飼料用米の普及は、今後、ますます重要になっていくと思います」

今回、生活クラブの主要消費材の提携生産者と関連農家が表彰されたことは、ともに活動をすすめる生活クラブにとっても大きな励みになります。

生活クラブはこれからも提携生産者とともに、飼料用米の生産と畜産飼料への利用が広がることを各方面にはたらきかけ、食料自給率の向上や循環型農業の普及をめざします。

(*)会田共同養鶏組合の鶏卵を組合員に供給しているのは、生活クラブ長野、関西地方の生活クラブ生協、福祉クラブ生協(神奈川県)です。

★参考 一般社団法人 日本飼料用米普及協会のウェブサイト
http://www.j-fra.or.jp/

【2018年3月10日掲載】

 
 

 

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