生活クラブ活動情報

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今年もトマトの収穫に行ってきました! 組合員の参加で国産加工用トマトの生産を支えています

人気の消費材「信州トマトジュース」は、完熟の国産加工用トマトだけが原料です。生活クラブは、国産加工用トマトの生産を支えるために、トマトの定植や収穫作業に組合員が参加する「計画的労働参加」を毎年行なっています。今年も収穫時期を迎えた8月11日から25日にかけ、関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)・関西・長野から集まった生活クラブ組合員115名が4グループに分かれ、長野県飯綱町の畑で収穫作業にあたりました。

 

今年で24年目。“労働力”で加工用トマトの生産を支えています

真夏の日差しの中、完熟トマトを収穫
 

春に苗を植え付けた加工用トマトは、8月に一斉に収穫期を迎えます。畑で完熟してから収穫するため、暑さがいちばん厳しい時期に集中的に作業をしなくてはなりません。しかも加工用トマトは生食用と異なり、地面に這わせて育てるため中腰での作業時間が長い重労働です。農家人口の減少と生産者の高齢化が進み、国産加工用トマトの栽培面積は年々減少しています。
 

そこで生活クラブが1995年から始めたのが、トマトジュースを買う側の組合員が生産に参加する「計画的労働参加」です。無償でお手伝いするのではなく、きちんと労働力として生産に参加し賃金を受け取ります。この人件費もトマトの価格に含めることで、原料生産に必要な経費をトマトジュースを買う組合員全体で負担する仕組みです(2017年度はトマトジュース1缶当り1.57円)。

 

支柱を立てずに栽培する加工用トマト
 

「作る人」と「食べる人」が直接出会える貴重な機会


8月16日、第2グループの組合員40名が長野県飯綱町に到着しました。この日はあいにくの雨で作業中止となりましたが、翌日は5生産者の畑に分かれて午前・午後の各3時間ずつ収穫作業にあたりました。お昼の休憩には参加者全員でお弁当を食べ、談笑しながら疲れを癒す時間も。作業を終えると宿舎に移動、生産者も集まり一緒にバーベキューをして親睦を深めました。最終日は午前中だけ作業にあたり、2泊3日の日程を終えました。
 

8月にしては涼しかったものの、想像以上に収穫は体力を使い、参加者は心地よい汗を流していました。一方で、なかなか顔を合わせる機会がない生産者と直接話すことができて、たいへん有意義な時間となりました。5回目の参加となる男性は「この企画に参加するまで収穫作業の経験はなく、最初は大変でしたが慣れれば楽しくて、生産者の話を聞いたり組合員どうしの親睦を深められるいい機会です。なにより自分の収穫したトマトが生活クラブのジュースになるのがうれしいですね」と語ってくれました。
 

これからも加工用トマト栽培の維持・発展を


毎年、おおぜいの組合員を受け入れている農家の杉山昭和さんは「皆さんが作業に来ていただけるから加工用トマトの栽培面積が維持できるのです。生活クラブの皆さんが飲むトマトジュースの“生い立ち”を知ってもらえる機会になったらうれしいものです」と顔をほころばせて語ってくれました。
 

国産の加工用トマト自体が年々希少なものになっています。生活クラブでは提携産地との関係を深め、これからも組合員の「労働参加」によって国産トマトの生産を支えます。
 

8月16日~19日に参加した皆さん


【2018年9月12日掲載】