生活クラブ活動情報

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生活クラブへ電気を供給する太陽光発電所の視察交流会に参加しました

雄国発電所太陽光パネルの下で説明を受ける参加者
 
生活クラブは、自然エネルギーを中心とした「生活クラブでんき」を生活クラブの施設や組合員の家庭へ供給しています。生活クラブへ供給する電気を発電する会社のひとつ、福島県喜多方市に位置する会津電力株式会社の雄国(おぐに)発電所で視察交流会が開催され、首都圏と福島の生活クラブから26名が参加しました。
 

自然エネルギーを目に見える形で広めたい

雄国発電所セミナーハウスから望む会津の街並みと飯豊連峰
 
視察交流会が開催されたのは2018年9月29日。まずは、雄国発電所の太陽光パネルに隣接するセミナーハウスにて、会津電力副社長の山田純さんに解説をしていただきました。
東日本大震災を機に、地域の資源による安全で持続可能な自然エネルギーの普及に向けて会津電力は誕生しました。その取組みを目に見える形で広めたいということで、2016年に関連会社のアイプロダクツ株式会社を設立し、雄国発電所の麓の耕作放棄地にワイン用のぶどう畑をつくったとのこと。そして、今年2018年9月に、少量ながらもはじめての収穫ができたそうです。さらに、太陽光パネルの下にぶどうを植え、その支柱にぶどうをからませて栽培する計画がたてられています。

太陽の恵みがエネルギーや食べ物に

太陽光パネルの下でぶどうの苗植えを体験
 
今回の交流会では、アイプロダクツ副社長の阿部宗記さん指導のもと、発電所の麓の畑と太陽光パネルの下に、ぶどうの苗を植える体験をしました。3年後にはぶどうが実り、ワインに形を変えることでしょう。
また、会津電力とアイプロダクツは、このぶどう畑を体験型施設にしたいと考えているそうです。太陽光発電所や学習施設の見学、農業体験を通し、自分たちが太陽の恵みに生かされており、エネルギーや食物が「あたりまえ」にあるものではないことを楽しみながら「感じる」ことができる、そんな場にしたいとのことです。
作業の後はお楽しみのバーベキュー。アイプロダクツのワイン造りに参加している株式会社レスカルゴのワインが振舞われ、有意義な時間を過ごすことができました。
 

酒蔵やホテルも「生活クラブでんき」

大和川酒造の酒蔵の前で

翌日は、喜多方の街で江戸時代から続く大和川酒造を案内していただきました。会津電力の代表取締役である佐藤彌右衛門(やうえもん)さんは、この蔵元の当主でもあります。

そこでつくられるのは、地酒ではなく『郷酒(さとざけ)』。お酒の材料だけでなく、つくる過程すべてに地場のものを活用していく試みが始まっており、電気は雄国発電所で発電した電気を含む「生活クラブでんき」を使用しています。佐藤さんは「ボイラーも木製ペレット式に変え、燃料のペレットも会津の森林を活用していきたい」と、さらなる夢を語ってくださいました。
 
また、宿泊した「ガーデンホテル喜多方」も佐藤さんが経営しており「生活クラブでんき」と木製ペレット式のボイラーを使用しているとのこと。宿泊室の珪藻土の壁と無垢材の床に癒されました。
 
ガーデンホテル喜多方のフロント
「生活クラブでんき」を使っていることを示すポスターを掲示されていまし

電力事業を通じた出会いをもっと広げて社会をかえたい

木下美由紀さん(生活クラブ埼玉)

今回の視察交流会に参加し、ドキュメンタリー映画「おだやかな革命」を観て以来、会津電力の設立や運営に関わる人たちと直接お話したいという念願が叶いました。福島第一原発事故をきっかけに、地域を安全で持続可能な循環型社会にしたいと考えた会津のみなさんと、食を中心に環境や福祉を通じて持続可能な社会をつくろうとしている私たちが電力事業を通じて出会いました。この渦をもっともっと広げて社会を変えていきたいという気持ちと、やってきたことへの自信を再認識できました。みなさんとこれからの夢を語り合いながら、未来を共に創っていくパートナーとなることに誇りを感じました。
 
【2018年11月1日掲載 】