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2009年01月05日:生協流通新聞

年頭所感:未来につなぐ4課題を重視

生活クラブ連合会<br />会長加藤好一

  明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 昨年はまさに「激動の年」と呼ぶに相応しい1年でした。
世界的には「食料危機」が顕在化し、これに原油を始めとする資源高騰が追い討ちをかけました。加えて国内では、食品を巡る各種の不祥事が1年を通じて相次ぎ、国民の「食」への不安・不信は頂点に達しました。そして秋の米国発の世界金融危機は、景気を一気に冷え込ませ、巷では恐慌の可能性すら取り沙汰されました。
 こういう状況の中にあって、私たち生活クラブ生協グループは、健闘した実績を残すことができました。生活クラブ生協が東京で誕生して40周年という記念すべき年に、生活クラブ共同購入の意義と今日までの到達点に、大いなる評価をいただいたことは嬉しいことでした。
 しかし2009年度は、ここに慢心することなく、これまで培ってきた「強み」をさらに強固にしつつ、これを未来につなげていくための重要な年にしていかなければなりません。そのために次の四つの課題を重視します。
 第一に、世界的な食料情勢と国内一次産業の疲弊した生産構造をふまえ、特に農業分野において「自給」と「循環」をめざした取り組みをより発展させていくことです。
 (1)稲作経営安定を前提とする米の多用途化の推進、(2)輸入飼料に依存しすぎた畜産・酪農のあり方の見直し、(3)原料の大半を輸入に頼る油脂類の国産化の追求。
 これらの諸点に鑑み、さまざまな困難はあろうとも、生産者とともにそういう生産構造にしていきたいと思います。
 第二に、生活クラブ生協連合会としては、共済事業分離は不本意なことなのですが、グループ連合事業として2000年からつくり上げてきたこの事業を、「生活クラブ共済事業連合生活協同組合連合会」(仮)として事業分割し、共済事業を我がものとする決意を新たにする1年にしていかなければなりません。
 第三に、2010年から始まる「第五次連合事業中期計画」について検討する課題があります。10年先をイメージして「なっていたい姿」を鮮明にし、まず次の5年間で何をなすべきかについて、踏み込んで議論したいものです。
 第四に、「協同組合の受難の時代」とも言うべき情勢の中、協同組合間協同を強め、その存在意義を明確にしていくことも重要な課題だと思っています。
 末筆ながら、関係各位の旧年に倍するご指導・ご鞭撻をお願い致します。