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2009年03月20日:コープニュース

生活クラブ 合同説明会に80名─農業参画へ高関心

りんごの摘果作業について説明する<br />JA上伊那

 国内農業への関心が高まるなか、春と秋の農繁期に農業生産への労働参画を募る生活クラブ連合会・夢都里路(ゆとりろ)くらぶの事業が軌道に乗り出した。
 3月7日に本部(東京新宿区)で開催された第4回の合同説明会には組合員80名近く(スタート時は6名)が参加し、昨年の参加者による体験談も披露された。
 今回は和歌山県紀ノ川市の紀州大西園グループ(みかん摘果作業)、長野県のJA上伊那(千秋りんご摘果作業)、熊本県水俣市の生産者グループきばる(甘夏の摘果や除草作業、鉄砲虫の駆除)の3団体が初参加。
 加工用トマトなど野菜の収穫(西日本ファーマーズユニオン)、庄内柿の摘蕾・摘果やパプリカ定植(山形県遊佐町)のほか、長野県の養蜂農家での採蜜手伝い(スリーエイト)や耕作放棄地で焼酎用のサツマイモづくり(遊佐町)といった農作業への参画を募った。
 この労働参画は、加工用トマトの生産継続が人手不足で維持できなくなり、1年間ケチャップを取り扱うことができなかった経験から始まった。トマトでの取り組みが生産を継続できるところまで成功したことから、他の品目への拡大や様々なニーズに合わせた受け入れができないかを検討し、事業としてスタート。これまで約50名の組合員が参加している。

米・野菜農家での援農を求める遊佐町

 参加者からは、「まだ16歳なので焼酎は父親にあげるから、休耕田のサツマイモづくりに参加してよいか」「採蜜手伝いは男性しか募集していないが、女性は参画できないのか」などといった要望や質問が出された。
 生活クラブの担当者によると、「まだ手探りの状態だがそれぞれの責任で参加し、労働参画への問題提起や意見をいただきたい」という。将来的にはNPO法人か、産・消の壁を超えた新タイプの協同組合のような別組織を設立し、運営していくことを想定している。