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2009年08月31日:日本消費経済新聞

フードマイレージ・プロジェクトに4団体180万世帯参加

国産食べてCO2減らそう

フードマイレージの単位「ポコ」

 食べ物の輸送距離(フードマイレージ)が長ければ長いほど、輸送によるCO2排出量は多くなる。食料の60%を輸入に頼る日本は、他国に比べて輸送によるCO2排出量はとびぬけて多い。それでは国産原料を利用することでフードマイレージを低くしCO2を減らそうと、生協など4団体が9月から「フードマイレージ・プロジェクト」を開始する。同プロジェクトに参加するのは日ごろから自給率の向上を目指し、国産食材の利用を進めてきた大地を守る会、パルシステム生活協同組合連合会、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会、グリーンコープ連合の4団体で、合わせて180万世帯が参加する。

 自給率低い1800品目を指定
 自給率は低いが日常的に消費の多い5つのジャンルの食品約1770品目を指定、各団体の商品カタログなどで対象品目の輸送によるCO2排出量を表示、排出量を見比べながら国産を選ぶ意識を高めてもらい、最終的に食料自給率向上を目指す。対象ジャンルは、<1>主食(米、パン、めん、もち、小麦粉など)、<2>大豆製品、<3>畜産物、<4>食用油、<5>冷凍野菜。
 一般にフードマイレージは距離と重量を掛け合わせた「トン・キロメートル」で表わされることが多いが、これでは具体的な効果が分かりづらい。そのためフードマイレージ・プロジェクトでは独自に定めた「POCO(ポコ)」を使用単位として使う。「1POCO=100g・CO2」で、輪人品ではなく国産を選んだ時に減らせたCO2排出量を表示する。
 ポコの算出式は「食料全重量×(小麦や大豆などの)対象品目の含有比率×輸送距鞭×輸送手段のCO2排出係数÷100」。

 効果大きい食べ物の省エネ効果
 それでは、フードマイレージでどれほどのCO2を減らせるのか。たとえば国産小麦のパン250gを選んだ場合、CO2を0.8ポコ削減することができるというが、これは冷房を2時間以上消すのと同じ効果があるという。冷房を1時間短縮すると0.3ポコ、暖房を1時間短縮すると0.4ポコ、ブラウン管テレビを1時間消すと0.1ポコ、シャワーの使用を1分短くすると0.7ポコ…と比べると「食べ物からできる省エネ効果は意外と高い」ことがわかる。