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2009年11月10日:コープニュース

生活クラブの「こめ育ち豚」─11月供給分から給餌率10%に

作付面積は5年前の100倍

生活クラブが取り扱う「こめ育ち豚」

 生活クラブ連合会は11月から、飼料用米の給餌率を5%から10%に引き上げた「こめ育ち豚」の供給を開始した。これまで、10%給餌の「こめ育ち豚」は、しゃぶしゃぶ用などに限定されていたが、今後はすべてが10%給餌となる。
 これは、「こめ育ち豚」を生育する山形県酒田市の平田牧場向けの飼料用米収穫量が、昨年度の2133トンから4000トンヘと増加する見通しとなり、平田牧場で生育される年間16万頭の全頭に飼料用米を与えることが可能になったためである。 生活クラブでは、全国の生協に先駆け、1996年から、平田牧場で生育される豚に飼料用米を給餌する試みを、JA庄内みどり遊佐支店ともに開始している。近年、その取り組みが、生活クラブと提携する生産者に広がり、昨年度からは宮城県のJA加美よつばと栃木県開拓農協が、今年度からは新いわて農協が栽培をスタートさせた。 
 その結果、昨年度は340ヘクタールだった平田牧場向けの飼料用米作付面積が、今年度は700ヘクタールとなり、5年前の約100倍の規模に拡大。収穫量も大幅に増加することになった。 
 平田牧場では、10%給餌の豚肉について、「5%給餌と比べて、うまみ成分であるオレイン酸が増加する。脂肪の融点も低くなり、□どけがさらによくなるので、いっそうおいしい豚肉となる」としている。 
 現在、飼料用米は各生協で注目されているが、食用米の5分の1程度という価格に課題があり、栽培農家にとっては採算を取ることが難しく、平田牧場にとっては高値となっている。そこで生活クラブでは、「共同購入する組合員が生産者の事情を理解したうえで食べ続けることが重要」と訴えている。