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2010年01月01日:日本消費経済新聞

「2R」の復権をめざして

びん再使用ネットワーク代表<br />中村秀次

 あけましておめでとうございます。
 今ではポピュラーな言葉になった「3R」ですが、リサイクルは知っていても、他の2Rについてはよく知らない、という人々がまだまだ多いようです。中学や高校のテストにも、3Rとは何か?という問題が登場しています。3Rとは、リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の頭文字のRです。この3つのRには、優先順位があります。容器包装の例では、まずは製品設計の段階で薄肉化、簡素化するなど発生抑制に努めたり、繰り返し使う再使用容器を採用したり、それでも発生する場合は資源として再生利用するという順番です。
 日本では、リサイクルだけが進んでいて「2R」は、置いてきぼりになってきました。その理由は、リサイクルだけは市町村が税金でやっているのに対して、リデュース、リユースは、事業者が「自前」でやらなければならないから、事業者にとって費用負担の少ないリサイクル容器を優先するためです。3Rの全てに事業者が責任を持てば、2Rが大きく前進するのですが、それには法律の改正が必要です。
 びん再使用ネットワークは、パルシステム生協連合会、グリーンコープ連合、生活クラブ生協連合会、東都生協、新潟県総合生協、生協連合会きらりの6つの生協団体で構成(総組合員数220万人)しています。それぞれの生協では、しょうゆやケチャップなどの約300アイテムの商品容器を、7種類の統一された形状のリユース瓶にして、回収・再使用することで、ごみとC02の発生抑制に努めています。1年間に、およそ東京ドーム一つ分のC02を削減しました。
 びん再使用ネットの10年の活動は、学生と市民と一緒に開発した「Rドロップス」という名称のペンギンマークが付いたおしゃれなリユース瓶の商品化と普及をめざすこと、商店街とコラボした地域リユース・モデル事業をすること、「リサイクルよりリユース」を標語にリユース促進法をつくる、などを計画しています。