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2010年01月05日:生協流通新聞

【年頭所感】基本方針を踏襲して邁進

生活クラブ連合会<br />会長 加藤好一

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 
 一昨年のいわゆるリーマン・ショックに端を発した世界同時不況の嵐が吹き荒れる中、一方で2008年度の生活クラブグループはそこそこの事業実績を残すことができたこともあり、2009年度の事業伸長率を確保することは並大抵のことではないと、昨年の年初にあたり覚悟したものでした。
 案の定、2009年の生活クラブグループは、デフレ・スパイラルが懸念される長引く消費の低迷に大いに苦しめられました。しかしそれでも前年比で90%後半台を維持することができているのは、この間の「自給」「循環」を追求する生活クラブに対する組合員の共感があったればこそのことだと思っています。厳しい情勢であることに間違いありませんが、他に上手い手があるわけもなく、基本に忠実にやるよりほかはありません。
 「基本に忠実」という意味では、2010年度は生活クラブ連合会の、「第5次中期計画」(2010~2014年)の初年度の年に当たります。ここで再確認すべきは、「これまでの基本方針をいささかも変えず強化する」ということです。2010年は「西暦2000年における協同組合」がICAの場で報告・採択されてから30周年という記念すべき年でもあります。この「激動の時代」に求められる協同組合の使命や役割について、これを機会に大いに論議を深めたいと思います。 
 とはいえ、昨秋に日本生協連がまとめた「2009年度全国生協組合員意識調査」を見ると、想像以上に大きな構造転換(組合員の年齢構成や家族構成の変化あるいは年収低下の問題など)が進行しています。現下の路線としては、「これまでの基本方針をいささかも変えない」にしても、10年先を見据えた自分たちの立ち位置について、議論を深める必要があることも確かなことです。
 また、2009年度は、生協法改正を受け、共済事業連の立ち上げという課題にも着手しました。この本格的な事業開始は新年度からになりますが、折角自前で立ち上げたのですから、生活クラブらしい共済事業連の運営と、なによりもユニークな事業と運動を展開していくことも大きな課題です。
 このように2010年度は、いくつかの新たな課題がスタートする節目の年です。関係各位の皆様の旧年に倍するご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申しあげます。