メディア紹介

 メディア紹介一覧へ

2010年06月05日:生協流通新聞

生活クラブ 間伐材でキッチンペーパー─原料パルプに10%配合し製造

 「間伐材を活用した商品の普及で森林保全と林業振興に貢献」。生活クラブ連合会は8月から、原料パルプに国内の間伐材(未晒しパルプ)を 10%配合したキッチンペーパーを発売する。森林を育てるには間伐作業は不可欠で、静岡など各県の森林組合連合会が間伐材を集荷してチップ化。その間伐材 チップを東海パルプで受け入れ、他の製紙会社では真似のできない独自の製造・保管方法でパルプ化する。生活クラブでは、包材に間伐材を10%以上使った製 品であることを示す『間伐材マーク』を付け、組合員に供給する。晒しパルプと未晒しパルプの配合率はこれまでと同じなので使い勝手は変わらないという。

森林保全と林業振興に貢献

 家庭の台所で野菜や魚の水切り、揚げ物の油きりなどに欠かせないキツチンペーパー。
 生活クラブ連合会は8月から、国内の森林保全と林業振興への貢献を目的に間伐材入りのキッチンペーパーを販売する。
 原料パルプの10%に国産の間伐材(未晒しパルプ)を使用した日本初の試みで、間伐材パルプは東海パルプで製造。晒しパルプと未晒しパルプの配合比率はこれまでと同じなので、使い勝手も変わらない。
 商品の川上から川下までの流れは、まず静岡県など各県の森林組合連合会が間伐材を集荷し、チップ化。その間伐材チップを東海パルプで受け入れてパルプ化し、間伐材入りキッチンペーパーの原紙をつくる。
 受け入れた間伐材チップは、他の製紙会社では真似できない独自の製造・管理方法で他のチップと混ざらないように専用サイロで保管され、その後、連続蒸解釜でパルプ化する。
 これをシート化したものを原料として「間伐材配合製品」をつくり、それを使ってキッチンペーパーを製造。
 生活クラブでは、包材に間伐材を10%以上使った製品であることを示す「間伐材マーク」を付けて組合員に供給する。
 日本の森林面積は国土の67%に相当し、その5分の2が人工林。森林が水源涵養などの機能を保つには、森林を育てる間伐の作業が欠かせないが、ほとんどの 森林が伐採されないまま放置されている。森林から伐採された間伐材は、かつて土木用資材などに利用されていたが、最近では建築材、合板、製紙、バイオマス など多様な用途があり、紙製品では封筒用紙やファイル用紙、印刷用紙などに使われている。