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2012年04月10日:コープニュース

関西圏で主力品目・システムで統一 物流拠点を「岸和田DC」に集約

生活クラブ代表理事常務 渡部孝之氏に聞く 関西エリアについて<2>

 ─関西圏での事業構想プロジェクトの経緯は。
 渡部 関西4生協(生活クラブ大阪・京都・奈良・滋賀)の連合会加入に向けては、05年から本格的な協議を開始し、07年に正式加入、同年10月から加工食品を中心とする連合会の消費材(商品)の一部の供給が開始されました。当初は全体の20%くらいでしたが、その後牛乳などの取り組みも始まり現在は40%位までになりました。
 また、関西2生協(生協都市生協・エスコープ)が加入したことから関西エリアの中で、統一すべきものを統一することによってコストの圧縮と材の社会性の確保もできることから、10年~11年度の2年間にわたり、一部・二部に分けて「関西圏連合事業構想プロジェクト」に取り組みました。
 10年度の第一部では加工品は連合会全体に結集しながら、生活クラブの主要品目である食肉、豚・牛・鶏・米・牛乳・鶏・卵・農産物の関西圏での位置づけと方向性についての方針案をまとめました。
 関西圏の消費材政策は、加工品では連合会消費材に結集することをベースに、主要品目は関西圏で統一、地域性があるパン・納豆・豆腐などの日配品は、これまで通り各単価の企画品で取り組むという重層構造です。
 しかし農産物の関西圏での統一については、関西4生協と2生協での自主基準が違うので、時間をかけて協議する予定でいます。
 11年度に行った第2部では物流部門・電算システム、申込書、OCRについて関西圏で統一を図るということで、協議し一定の手直しで統一ができるのではないかと結論を出しました。
 また、物流拠点については関西4生協が3ヵ所、2単協は1ヵ所に集約されていますが、今後については関西2生協で使用している「岸和田DC」が、ピッキングラインも含め余力があることから 「岸和田DC」の一ヵ所に集約する方向で13年度初頭を実行目標に調整を進めています。
 ─今後の課題は。
 渡部 前述したように関西圏では、農産物、食肉加工の統一などが課題として残っています。
 生活クラブ大阪と工スコープ大阪は一つの行政区に単協が二つあることから今後の調整課題とも言えるでしょう。
 生活クラブ連合会の中に関西圏と東日本の2つの事業連合が存在するようになることは組織上あり得ないし、そういう意味で組織・事業的に関西圏の位置づけについての再整理も必要です。
 ─連合会の12年度の課題は。
 渡部 事業的には供給品が伸びてないのでそれに対しては12年度「利用結集統一活動」を秋に計画しています。
 目的は利用していない組合員に対しての利用促進と新規組合員の拡大です。
 また、放射能問題では4月から自前の「放射能自主基準」の運用、検査体制の強化と伝わりやすく理解しやすい情報開示が必要と考えています。
 それらの活動を通して利用結集につながるようにしていきたいと思います。

(了)