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2014年02月25日:読売新聞

鶏10万羽 大雪被害

鶏舎倒壊 鳥インフルなど懸念も

雪の重みで倒壊した鶏舎 ケージには、救出を待つ鶏が並んでいる(生活クラブたまごの坂戸農場で) 秩父市などを中心に多くの孤立集落を出した大雪で、鶏舎が倒壊して10万羽以上が被害を受けたほか、体育館の屋根が崩落したため大会の開催場所を変更するなど県西部や北部を中心に幅広い分野で影響の出ていることが浮かび上がった。
 県の調査によると、大雪の影響で鶏舎が倒壊するなどして死んだり卵を産めなくなったりするなどの被害を受けた鶏は約10万3500羽。被害額は1億2000万円に上るとみられる。
 毛呂山町西戸の養鶏会社「生活クラブたまご」(本社・深谷市)の坂戸農場では15日、全7棟ある鶏舎のうち4棟が相次いで倒壊。約4万1000羽が屋根などの下敷きになった。
 約1~2割の鶏は下敷きとなり死に、残る約3万羽も倒壊のショックなどで産卵が困難になったり、飼育する鶏舎が確保できなかったりしている。そのため食肉用に加工したり処分したりする見通しだという。
 解体業者などの手配はつかず、20日午前に鶏舎の解体作業に入った。24日も運送会社や肥料会社などの約40人が重機で屋根を撤去し、下敷きになった鶏の救出作業を行っている。損害は鶏だけで約2400万円。撤去費用などを含めると、少なくとも4500万円に上るという。
 同社の岡田伸幸社長は「鶏舎は建て替える方針で考えているが、費用の問題もあり、社内で協議したい。県などの支援もあれば助かる」と話した。
 県畜産安全課は、鶏舎の破損箇所から野鳥が出入りすると、高病原性鳥インフルエンザに感染するなど二次被害も懸念されることから、養鶏家に衛生管理の徹底を呼びかけている。