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2014年04月10日:コープニュース

日本初のスパゲティーメーカー 生活クラブのPBを受託製造

ニューオークボ営業部長篠原眞樹氏に聞く

日本初のマカロニ・スパゲティーメーカーの二ューオークボ(本社・千葉県柏市)は、1933年(昭和7年)に創業。大使館で働いていた初代の大久保仙七氏が賄いで食べていたパスタがおいしく製造・販売したところ世間では「西洋のうどん」と呼ばれていたというエピソードもある。会社の特徴、原料・製造工程の特徴、生協取り組みについて営業部長・篠原眞樹氏に聞いた。

―― 会社の特徴は。

篠原 当社は、日本初のマカロニ・スパゲティの専業メーカーで、業務用70%、家庭用30%の割合で生麺・乾麺を製造を販売している。
業務用では、開店当初人気だった渋谷の「パス夕壁の穴」、「オリーブの木」などパスタ専門店などに、家庭用では生協をはじめ、いかりスーパー、京北スーパー、百貨店、こだわりのスーパーなど、生麺7アイテム(構成比約85%)、乾燥麺8アイテム(同約15%)のパスタやマカロニを納入している。また家庭用の約40%が生活クラブ連合会のPBを受託生産している。
当社のパスタは、デュラム小麦の風味を十分に味わってもらうため麺の太さが1.9ミリと太い麺を製造できる日本でも数少ないメーカー。
そのためパスタソースはトマトソース、ペペロンチーノ、和風ソースなどシンプルなうすあじのさっぱりしたソースで味わってほしい。

―― 原料・製造工程の特長は。

篠原 カナダ産のデュラム小麦を100%使用している。デュラム小麦の中でも、皮の部分を使用せずに、小麦の旨味が味わえる中核部分(セモリナ)を粗挽きしているので風味の深いパスタに仕上がる。また皮の細かい斑点部分がないので、明るい黄色で見た目もよい。
製造では、イタリアで古くから行われている、手打式製法を採用していて、現在でも創業時の機械で製造している。
大量生産の一般的なオートメーション製法は、短時間に麺を形成し乾燥されるために、60~80度もの高温を加える。この方式だと6~10時間ほどで製造できるが、これでは、麺は茹でた状態と同じ結果になり素材の旨みは失われる。
これに対して当社は、生地作りでゆっくりと練り込むため、熱は加わらず、乾燥も自然乾風に近い30度の低温で72~100時間かけて行っている。
この方式は、摩擦熱による小麦タンパク質の熱変性が低く、素材(小麦)の旨味を最大限に引き出すことができる。しかし低温乾燥のパスタは国内では唯一のメー力ーで市場の約10%にすぎない。

差別化で全国の生協に徐々に浸透

―― 生協取り組みは。

篠原 1977年に生活クラブ連合会からスタートし、生活クラブPBの「スパゲティ(1.8ミリ)」 「スパゲティ(1.6ミリ)」 「スクリューマカロニ」を受託生産している。
また各生協では価格訴求のパスタだけでなく、紙面でメリハリをつけ、差別化を図るため品質訴求の品揃を強化しているため2~3年前から全国の生協に徐々に浸透している。
現在は、東北サンネット、パルシステム、コープネット、コープきんき、コープこうべ、ユーコープに「ブロンズタイプスパゲティ1.9ミリ」「ブロンズタイプスパゲティ1.7ミリ」 「スクリューマカロニ100グラム」を納入している。
「スクリューマカロニ100グラム」は、モチモチした独特の食慾で、スクリュー型なので子供から大人まで簡単に呑み込め、全世代に人気。サラダ・グラタン・スープに入れてもおいしいなど汎用性が高い。

―― 組合員への要望は。

篠原 市場では生パスタが伸長しているが、うどん屋など製麺屋が作った生パスタが多い中で、パスタ専業の当社の生パスタを味わってほしいと思っている。
特にこれからの季節には冷やしても風味がなくならず、食感や旨味がある 「冷製スパゲティ」を味わってほしい。
さらに食の現場では簡便性を訴求する傾向になっているが、当社の商品に限らず、“茹で立てのパスタ”を味わってほしいと思っている。


生活クラブのパスタ類