メディア紹介

 メディア紹介一覧へ

2014年08月20日:生協流通新聞

学生や路上生活者が起業  助成2団体が活動報告

市民基金・ぐらん

企業組合「あうん」の中村氏(右)と「3keys」の森山氏が報告 生活クラブが1993年に市民ファンドとして設立した「草の根市民基金・ぐらん」は8月8日、東京・世田谷区の生活クラブ館・地下スペースで「起業するちから」をテーマに、過去に助成した2団体の活動報告と交流集会を開催した。
 報告者は、自身も日雇い労働者だったという企業組合「あうん」の中村光男氏と、日本の児童養護施設にいる子どもへの学習支援を目的に学生が起業したNPO法人「3keys」代表理事の森山誉恵氏。
 企業組合「あうん」は便利屋と引越しの事業、衣類・家具・家電のリサイクルショップ運営(年間売上400万円)などの事業を手がけ、事業収益は1億円を超える。待遇面でも、住宅費の4分の1を補助しているほか、DV手当てとして毎月112万円を加算。男性の育児休業も賃金の8割保証で支えていくことを考えているという。
 また森山氏は、日本の親が孤立し、少子化の影響で親戚も少なくなっていると述べ、家庭の環境が大きく変化し、地域の助け合いを補うようなものが何もないという問題点を指摘。児童福祉や教育にそれぞれが無理のない範囲で関われる市民プラットフォーム的な存在になりたい、と展望を述べた、
 市民基金・ぐらんは、これまで国内外の141団体へ5300万円を助成しており、来年2月21日に20回目となる公開選考会を同館で開催する。