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2015年01月21日:農林水産省aff(あふ)2015年1月号

飼料用米でお米の間接消費を拡大!

成長するまでに40〜50キログラムの米を与えることで、肉質のやわらかい「こめ育ち豚」を実現!
遊休水田も活用し、飼料用米の栽培面積も着実に拡大中
株式会社平田牧場(山形県酒田市)

色、柔らかさ、香り、味のすべてで、消費者の評価が高い「こめ育ち豚」。ハムやソーセージなどの加工品も販売米の消費が落ち込む中、食料自給率の向上や遊休水田の有効活用の面から、飼料用米の栽培が注目を集めています。その活用に全国でもいち早く取り組んだ(株)平田牧場の代表取締役社長・新田嘉七さんによると、「飼料用米で国内食料自給率を上昇させるモデルを作ろうというのが取り組みのきっかけです。収穫した米を豚に与えることで、安心・安全で高品質な豚肉が生産できると考え、平成16年より、契約農場がある遊佐町や生活クラブ協同組合連合会などと共にプロジェクトを始めました」。

直営のレストランでの一番人気は「こめ育ち豚」を使った「厚切りロースかつ膳」50周年フェア価格1,500円(税込)平田牧場では、輸入トウモロコシの代わりに、粉砕した飼料用米を10〜20%エサに配合。成長するまでに、40〜50キログラムの米を食べて育った豚は、「こめ育ち豚」というブランド名で、生活クラブ生活協同組合のほか、飲食店や量販店で販売しています。

「飼料用米の栽培には、うちの堆肥を使い、循環型農業を実現しています。水田の広がる環境を次世代に継承したい」と新田社長「一般飼料で育てた豚に比べ、脂肪が白く溶けやすく、オレイン酸の増加で食味も向上します。消費者アンケートの結果からも、米を給与したほうが、色、柔らかさ、香り、味のすべてで、プラスの評価が圧倒的に多かったですね」(新田さん)

飼料用米の栽培に取り組む農家も増え、スタート時は約8ヘクタールだった作付面積も、現在は、地元庄内だけでなく、宮城県や栃木県において約1000ヘクタールにまで拡大。遊休水田の有効活用にも大きく貢献しています。

平牧三元豚、バークシャには1頭当たり約40キログラム、平牧金華豚には1頭当たり約50キログラムの米を与えている。「こめ育ち豚」として年間16万頭を出荷