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「遊YOU米」をつくる遊佐町共同開発米部会が農林水産大臣賞を受賞しました。

受賞記念写真

生活クラブ組合員の主食、「遊YOU米」の生産者である遊佐町共同開発米部会が、「豊かなむらづくり全国表彰事業」の平成18年度東北ブロックで農林水産大臣賞を受賞しました。受賞したのは3カ所で、遊佐のほかは宮城県大張沢尻棚田保全委員会、秋田県横手市の中村集落。町という大きな単位で「豊かなむらづくり」が評価され受賞したのは遊佐町だけです。

鳥海山と遊佐町の水田地帯

10月20日に仙台市の東北農政局で行われた授賞式に出向いた庄内みどり農業協同組合・遊佐営農課の阿部孝さんは、こう話します。「1971年から生活クラブといっしょに取り組んできた米づくりをきっかけに、都会の消費者との交流が始まり、それが減農薬、農協女性部のせっけん運動、循環型農業のための堆肥センター、水を守る条例へとどんどん広がり、まちづくりそのものになっていきました。共同開発米部会が米づくりだけでなく、消費者との交流を通して息長く町全体を変えていったところが評価されたのだと思います」。

消費地交流会

農協の下部組織として1992年に86人でスタートした共同開発米部会は、今や会員数が約500人に増え、その8割が米専業農家です。作付面積も約930ヘクタールとなり、そこでは堆肥を使い、農薬を減らし、生産履歴(トレーサビリティ)を記録するなど、「環境保全型の農業」を行っているのです。減農薬米栽培が町の水田の8割に達しているというから、共同開発米づくりがいかに町の農業を変えたのかわかるというものです。
このような遊佐町の取り組みをこの秋、調査に訪れ農家に泊まって聞き取りをした東京大学の学生たちは、「なぜ35年もの間、生産者と消費者の関係が続いたのか」と質問していたそうです。それに対して農家の人は、「共同開発米をつくる誰もが食べる人と顔見知りになっていて、信頼関係が強いんですよ」と答えていたといいます。カオとカオが見える関係が、まちづくりのエネルギーになっているようなのです。 「今度は、消費者に農業体験を超えて、この町に滞在して”農業実践”をしてもらう事業を考えているところです」と阿部さん。これからも遊佐町のまちづくりが楽しみです。

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食用廃油をせっけんに加工

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