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飼料自給への挑戦 [2] 生活クラブ連合会発行/自給市場vol.8より

自給飼料への挑戦・・・提携畜産生産者の実践

 飼料自給化の努力は「こめ育ち豚」の取組みに限りません。牛肉・鶏卵などの生産者の間でも、飼料を自ら生産したり国内生産できるものを利用 する努力が始まっています。まだ組織全体の取組みとなっていないケースや消費材として登場する以前の実験的な試みもありますが、こうした試行錯誤の繰り返しが私たちの安定した食の確保につながります。

飼料用米と消費材の生産地地図

鶏 卵

  • (有)鹿川グリーンファーム
     最も多くの生活クラブ単協の鶏卵を生産する(有)鹿川グリーンファームは、同じ県内(埼玉県)のJAほくさいと飼料用米生産の契約を締結しました。玄米で入手し自社で他の配合飼料と一緒に配合します。今年度はJAほくさいが生産する主食用品種を飼料用米として128t(27.5ha)を引き取りました。初年度の実験的な段階であるため入手する米は7月頃に給餌終了する見込みですが、次年度に向けた生産拡大が期待されます。
  • (農)旭愛農生産組合
     千葉単協の鶏卵生産者。主食用品種を飼料用米として生産・自家配合して給餌。飼料用米の発酵自家配合を行っているほか、今後は同県内(千葉県)のタイヘイ(株)の醤油粕の利用も検討していく予定があります。
  • (有)黒富士農場
    山梨単協の鶏卵生産者。国産米ぬかや、共生食品(株)(餃子・春巻の皮、神奈川単協の豆腐の生産者)のNON-GMO 豆腐粕を発酵自家配合して給餌しています。
鶏 肉
  • (株)秋川牧園
      国産鶏はりま(肉用鶏)への飼料用米給餌実験を検討しています。
  • 牛 肉
  • 北海道チクレン農業協同組合連合会
      牧草、トウモロコシ・燕麦サイレージの自給をすすめています。飼料自給率は乳牛(ホルスタイン)雄牛で22%、アンガス種で50%。このほか日本短角種を アンガス種に続く放牧型品種として実験的に飼育、北海道・埼玉単協で限定的に取り組んでいます。また食品工場から出る副産物として道内産丸大豆も飼料とし て給餌しています。
豚 肉(デポー) 牛 肉(デポー)
  • 栃木県開拓農業協同組合
      デポー向けの「こめ育ち豚」の登録農場として肥育豚の育成をしてきましたが、(株)平田牧場向けの飼料用米の生産も開始。いっぽうデポー向け牛肉(ほうきね牛・開拓牛)に牧草やホールクロップ・サイレージ(稲発酵飼料、WCS)を生産し試験給餌を 開始、さらに飼料用米の生産・給餌も検討しています。また乳肉一貫生産をめざし放牧に適したブラウンスイス種導入の検討も始めました。
牛 乳
  • 箒根酪農協同組合
      生産農家によっては牧草・トウモロコシ・ソルゴー(イネ科の飼料作物)・稲藁などを乾草やサイレージ(牧草を発酵させて飼料としたもの)として自給しています。工場副産物の利用としてはビール粕を単味で与える試みも。
  • 新生酪農クラブ
    一部の酪農家が旭市で生産される飼料稲(WCS)を給餌。自給トウモロコシサイレージや牧草の乾草利用も行われています。
  • 南信酪農協同組合・横内ミルク協議会 一部の酪農家がトウモロコシ・ホールクロップ・乾草を利用しています。

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