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子育て・家庭支援の先駆的な取り組みをカナダに学ぶ

カナダ子育て・家庭支援活動視察報告書

生活クラブ連合会福祉事業連絡会は、子育て・家庭支援で先駆的な活動をしている、カナダのバンクーバーを視察。その報告書ができました。カナダの子育て支援の特長は以下の3点に要約されます。

 

1)Family Support:カナダでは、子育て支援よりむしろ家族支援といわれる。それは「家族が健全であれば、子育ても健全に行われる」という発想にたっている。

2)Nobody’s Perfect Program:「完璧な人はいない」として、子育てからの「息抜き」を勧める。カナダ保健省などを中心に’80年代に開発されたワークショップ形式の親教育プログラムのひとつ。目的は親が自分にあった子育ての仕方を学び、自分自身をとりもどしていくこと。

3)予防型支援:子どもの健全な発達のため早期に対応し改善することで、思春期、青年期、成人になってから問題が発生することを予防し、将来的に発生するであろう社会的費用が抑えられる。

 

報告書では、ドロップイン(たまり場)を実施しているファミリーセンター3ヶ所、0歳からお年寄りまでを対象にして多文化共生のコミュニティ作りをめざす施設、DVや虐待などの課題を抱えている子育て家庭を支えるための施設2ヶ所を紹介しています。

視察に参加したメンバーは、生活クラブの理事や職員、実際に現場で子育て支援の活動をしている組合員など、立場は様々でしたが、皆が共通して実感したことは、多様な民族を受け入れ、その多様さを認め合う姿勢でした。

また、自分たちに必要だからと地域住民がつくり上げてきた活動の実績や、それに対応する政府の充実した支援プログラムなど、日本との違いを認識するととも に、生活クラブの福祉活動で実践しているボトムアップ型の活動の意義や方向性を再確認することもできました。先駆的なカナダに追いつくにはどのような方法があるのか、運営資金の拠出・運営方法はどうするかと悩みつつ、それぞれの現場に戻り活動や方針作成に役立てています。

【2009年6月3日掲載】

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