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<災害情報・第19報>生活クラブふくしまからの報告

今回の震災で組合員が直接の被災に遭われた生活クラブふくしまからの続報です。
なお本宮町にあった生活クラブふくしまの事務所は、地震によってシャッターが破損したため、現在、山形県米沢市の生活クラブやまがたの事務所に緊急退避。県境を越えて支援物資や配達を届けています。


2011年4月2日
生活クラブふくしま
専務理事 土山雄司

被災地への救援物資の提供とふくしま単協へのご支援、誠にありがとうございます。その後の活動についてご報告します。

 

●支援物資の搬入について


 震災からの2週間は、週2回程度相馬市・新地町へ救援物資を搬入してきましたが、先週(3月28日~4月1日)は、連合会と生活クラブやまがたからの救援物資を毎日搬入しました。


 相馬市と新地町では、行政規模や避難所にいる人たちの人数、全国から集まる救援物資等によって、それぞれ被災者や復興に必要な物資が違っています。そこで、行政側と話し合い必要な物資を聞いた上で、救援物資の搬入に努めています。
 救援物資を受け入れる側では、被災当時から週単位で必要とする物資が変わってきています。そのなかで徐々にですが、復興に向けた物資が必要となってきています。なるべく早く町が復興段階に入ることを願っています。


新地町・相馬市にいたる国道35号線.沿道には津波に打ち上げられ放置された船.海岸から800mJR常磐線・新地駅は駅舎も周辺建物も跡形もない.最初の地震で乗客は車外に避難し津波襲来時にはたすかったという.引き剥がされた線路.駅舎から200mのところ.

 

 

 

 

 

 

●相馬市の原釜幼稚園への絵本の贈呈について


 相馬市の原釜幼稚園(全園児71名)は、園長先生が組合員で、昨年の相馬準備支部の「豚肉学習会」はこの幼稚園の教室を借りて開催させてもらいました。


 この幼稚園の周辺一帯も大津波で壊滅状態となり(幼稚園だけは高台にあって難を逃れました)、園長さんの自宅も全壊してしまいました。そのため「旅立ちの会」(卒園式)で園児に贈るものがなくなって困っていると、組合員から連絡がありました。
 

 そこで、緊急に連合会と㈱ゆうエージェンシー(関連会社)にお願いをして、絵本と救援物資の一部であるお菓子を用意してもらい提供しました。
 園児たちは、震災にあった時刻には親元に送り届けていたので全員無事でした。20名の卒園生のうち4名は避難していて出席できませんでしたが、16名の卒園生と43名の在園生とで旅立ちの会が無事催すことができました。園児とご家族は大変喜んでくれました。

  
●南相馬市への対応について


 相馬市の避難所で、子供たちへの心のケアー活動を行なっている組合員のボランティアスタッフから、南相馬市から避難してきた人たちについての報告がありました。

 南相馬市は福島第1原発から半径20~30キロ圏内に入るため、ほぼ全域が避難または屋内退避の圏内になった地域です。南相馬市から相馬市に避難してきた人たちの避難所は、廃校になった高校を使っているため、住環境に適さないうえ、避難者自身がもう自分の故郷へ戻れないかもしれないとう思いがあり、避難所全体が張り詰めた雰囲気なので、一度見に行ってもらいたとのことでした。それを受けて、西村理事と土山とで避難所を訪問しました。

 確かに老朽化した校舎に沈黙が支配をしているような状況でした。この避難所には、550名の避難者が住んでいます。避難所の担当者は「救援物資は相馬市から入るので充足している」と述べられましたが、「物資を搬入していただけるのでしたら600名分が一度に食べられる量の食品がありがたい」とも言われました。
 また、市域の一部は放射能汚染による制限区域となっているため、救援物資を直接南相馬市の行政に搬入することも出来ないそうです。そのため隣の相馬市に救援物資の集積所を設けています。

 南相馬市で現在必用な救援物資は、米・カップラーメン・お菓子等の日持ちのする食品と復興用のブルーシート・軍手等を搬入していただければ助かりますとも言われました。


 南相馬市在住の組合員は1名だけで、ふだんは相馬市の班に消費材を取りに来られていましたが、この方は現在は東京に避難中です。組合員がいない南相馬市への生活クラブ連合会からの救援物資の搬入については、生協におけるメンバーシップ(組合員による自助組織)の考え方からすると範疇外と言えるかもしれません。また現実問題、職員数名のふくしま単協の搬入能力にも限界があります。
 しかし、南相馬市の被災状況や原発事故に伴う放射能汚染による一部「自主避難地域」という現状を考えた場合、南相馬市への救援物資の搬入活動は、新地・相馬を含めた地域全体の救援や復興という視野に立って考えるべきではないかという思いです。


●新地町の組合員からのメッセージ

先日は、福島の方からと、東京本部の方からと支援物資がたくさん届き、一町民としてとてもありがたく思いました。ありがとうございます。また、道路状況が悪いにもかかわらず注文した品物を確実に届けていただき本当にありがとうございました。
感謝を申しあげます。
生活クラブの一員であることに誇りを感じます。
本当に、ありがとうございます。

新地 目黒班 大須賀けさ子


 


●新地町長からのメッセージ

平成23年3月31日

支援者各位

 







福島県相馬郡
新地町長 加藤憲郎

支援の御礼について

 このたびは、多大なるご支援をいただき、ありがとうございました。
 新知町では、今回の大地震により甚大な被害を受け、特に津波では海岸部の集落が消滅、現在も800人が避難所での生活を余儀なくされ、また、多くの方が親戚や知人宅に身を寄せています。
 町では現在、避難者の支援と復興に向け、動き出したところですが、復興までには長い年月がかかるかもしれません。町民は生まれ育った新地町が大好きで、一日も早い復興を願っており、町民一体となってがんばっていきたいと思っております。先ずは御礼申し上げますと共に、今後もご支援くださるようお願いいたします。 

 

 


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