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<災害対策・第38報>高橋徳治商店の機械を救出

生活クラブ岩手・専務理事 大木敏正

 4月19日には宮城県石巻市にある提携生産者の(株)高橋徳治商店で大きな行動がありました。津波によって海水に浸かった練り物などを製造する機械を、生活クラブ岩手の水沢センターまで運んだのです。
 塩水をふくんだ泥にまみれた機械は洗浄しなければ使えなくなる恐れがあります。しかし、工場のある地域は地震による地盤沈下の影響で、満潮時には浸水するような状態です。また、水道も復旧していないので機械類を洗浄し、保全するためには他の場所へ移す必要がありました。
 当日の搬送は4トントラック2台と、2トントラック1台。4トントラックは生活クラブの関連会社である太陽食品販売(株)(以下、太陽食販)が工面してくれました。太陽食販は北海道から九州まで約50の提携生産者から消費材を埼玉県にある飯能デリバリーセンター(DC)に運ぶとともに、飯能DCで組合員の申込みごとに仕分けされた消費材を生活クラブの各センターまで届ける業務を担っています。
太陽食販にお願いしたのはわずか3日前にもかかわらず、19日の朝には依頼どおりトラックが到着しました。聞けば1台は太陽食販・飯能DC事業所長の橋本さんと、もう1台は太陽食販が委託する配送会社が自ら手を上げて駆けつけてくれたとのこと。ありがたいことです。
 高橋社長との待ち合わせは午前8時。でも、1時間前には全車、工場に着くことができました。私は高橋徳治商店にはこの間何度となく行っているのですが、正面入り口前の道路は一面水浸しで、水没地帯のような光景を見るのは初めてでした。
 トラックへの積込みは高橋徳治商店のフォークリフトを修理して行う予定でしたが部品などの調達ができなかったため、痺れを切らした高橋社長がレンタルのフォークリフトを手配していました。
 そこで、太陽食販の橋本さんは用意されてあったフォークリフトを使って機械類を次々にトラックに積み込んでいきます。4トントラック2台で十分足りると思っていたのですが機械は変則的な形状のものが多く、2トントラックにもびっしり積んでも収まりきれません。結局22台の機械のうち2台を残すことになりました。
 作業は1時間ほどで終わり、約束の時間の8時に現れた高橋社長は機械がことごとくなくなっている状況に「ポカリ」とした様子。私たちは早々と高橋徳治商店を後にして、水沢センターへ向かいました。
 センターでも太陽食販の橋本さんと委託会社の方の手際の良さに感心しきり。とくにかく仕事が速いのです。1時間もかからずにトラックから下ろし終え、機械類はセンターの駐車場にズラリと整列しました。そして作業を終えるや否や2台のトラックは、すぐさま飯能へと引き返して行きました。
 一方、機械ですが、当初は高圧洗浄機があれば簡単に汚れが落とせると考えていましたが、そうではありませんでした。やはり人の手も必要です。
そこで生活クラブ岩手の組合員のみなさん、特に水沢など県南の方たちにお願いがあります。重油がたっぷりと混ざった津波で汚れた機械です。これは高圧洗浄機の水圧だけではきれいになりません。やはりせっけんとたわしで擦らなければなりません。少人数でもできる作業ですし、急ぎません。1ヵ月かけても大丈夫です。ぜひ洗浄作業へのご協力をお願いします。

水沢センターに運ばれた高橋徳治商店の機械

 

 

 

 

 

 

 

 

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