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<災害対策・第118報>生活クラブふくしま報告No.9

 

生活クラブふくしま  土山雄司専務理事

2011年7月11日掲載

 

 
ふくしま単協へのご支援、誠にありがとうございます。

福島で日々暮らしの中で語られる言葉は、「ウラン・プルトニウム」「被曝」「情報操作」「退避」「学童疎開」等、戦時下にいるような状況はまさに異常としか言えません。私たちは今、銃声の響かない戦火の見えない沈黙の中、「放射能汚染」という戦場にいるようなものです。

そのため子どもを持つ家庭では、学校の学期を節目として、住みなれた福島を去る人が多くなっています。去る人と残る人の苦しさや悲しみを思いつつ、脱原発への活動と福島に残った人たち、大震災で被災した人たちへの支援について、生活クラブ生協としての使命と役割を果たして行きます。  

 

相馬・新地町の生活支援について

1.仮設住宅に緑のカーテンを!仮設住宅の通りに植えたゴーヤー

仮設住宅の多くはプレハブのため、殺風景で夏場の室内は大変暑くなります。そこで、新地町の運動公園・福田の仮設住宅にプランターとゴーヤーと朝顔の苗、培養土を贈り緑のカーテンを作る活動を行ないました。他の仮設住宅でも緑のカーテンを作りたいとの要望があり、作田と児童館にある仮設住宅にもプランター・苗・土をお贈りしました。
運動公園の仮設住宅では、通りごとにゴーヤーと朝顔を交互に植えています。 

 

2.「青空市」を開催

仮設住宅は不便な場所にあり買い物もままなりません。特に、高齢者は仮設住宅への入居とともに独居性が強くなる傾向にあります。また、居住者の多くの人にとっても、今後の生活の見通しも含め疎外感に陥ることも考えられます。そこで、高齢者を屋外に出すことと仮設住宅での話し合いを促すことを目的として、仮設住宅での共同購入を実施します。

その第1段階として、期間を限定し定期的に仮設住宅で「青空市」を開催し消費材の販売を行ないます。価格については、組合員カンパを原資として価格を下げて対応します。

7月10日(日)に初めての「青空市」を新地町運動公園の仮設住宅で開催しました。メンバーは大津山理事長、職員3人、相馬準備支部からの組合員4人と仮設住宅の組合員2人です。企画としては、手焼きせんべいコーナーを設けました。青空市に参加した人が、自分でせんべいを焼いて試食をするのですが、たいへん好評でした。消費材の販売は途中で夕立と雷雨で人通りが途絶えたのですが、何とか当初の目標通り消費材を販売することができました。

売り上げた金額は、仮設住宅の町内会長さんにお渡ししました。今後の仮設住宅のコミュニティの維持・発展のために使ってもらいます。なお、来週からは他の仮設住宅でも順次開催し、人と人の絆を作る活動を進めていきます。 

静岡から借りたテントを使って青空市自分で手焼きせんべいを焼く  

 

 

 

 

 

 

 

青空市の売上金を大津山理事長から町内会長さんへ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.南相馬市からお礼状が届きました

 南相馬市は、原発事故の影響で救援物資がなかなか届かなかったため、生活クラブとしても急きょ救援物資の搬入を行ないました。それに対してのお礼状が届きました。南相馬市は、東京電力の株式を取得している自治体の中で、白河市と並び東電の株主総会で「脱原発」提案に賛意を示しました。津波の被災と原発事故で翻弄され、行政の一部地域が喪失し市民に過酷な避難生活を強いる中での決断だと思います。しかし、東京電力の株を持っている自治体の中では福島県(持ち株数8千株)は議決を棄権し、東京都は「広く国民と議論しないと」と反対しました。被災県で、原発事故で悲惨な状況にある県民の生活を知っている上で賛否を棄権した福島県。福島では使わない電気を、東京に送るために作った東京電力㈱福島原子力発電所での事故に対して、あくまでも原発政策を容認しようする東京都の姿勢。私たちは福島の現状を見つめている立場から、福島県と東京都に対して何らかの民意を示すべきだと考えています。 

  

福島原発事故に伴う放射能汚染問題について

1.6.26ハンカチパレード

6月26日(日)大雨警報が出ている中、反原発に向けた活動をおこないました。午前中はAOZでワークショップを開催しました。福島汚染マップの掲示や除染実践報告。チェルノブイリ原発事故の写真展示。子どもたちを福島からの避難・保養相談。「福島原発で何が起こっているか‐福島の子供たちへ」(小出裕章さんインタビュー)の上映会を開催しました。

午後から大雨の中、県庁前で集会とパレードを行ないました。福島県民の健康と安全を守り、これ以上原発に苦しませられないよう脱原発の「声」を今後も挙げ続けていきます。 

組合員とパレード参加

 

 

 

 

 

 

 

 

2.県知事への要請書を提出しました

 ふくしま単協総代会で決定した要請文を7月6日県知事宛に提出しました。対応していただいた、知事秘書課主幹・須釜泰一さんに要請書をお渡しし、知事に対しては、MOX導入と原発容認政策への謝罪と県民に対して「脱原発」へのメッセージを出すこと、子どもたちへの放射能の影響を低減させる政策への要望を訴えました。 

その後、県議会議長の佐藤憲保さんとお会いし、要請書の提出と懇談を行ないました。県会議長からは、現在県議会では「脱原発」を進めることと子どもへの施策等を決めて、県知事に提案することになっているとの報告がありました。この提案を基に福島県復興ビジョンが策定され、この復興ビジョンに対してのパブリックコメントを県民から求めることになると思います。

そこで、私たちの世代の責任と子どもたちの将来のために、「脱原発」と新しいエネルギー政策、そして子どもたちを守りたいという思いをパブリックコメントに記述し、福島県に訴え続ける活動を行ないます。

須釜主幹に要請書を手渡す大津山理事長と佐々木理事佐藤県議会議長と懇談する佐々木理事・大津山理事長・椚山福島支部委員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふくしま単協の復興支援、前のお知らせ

<<第92報>> 相馬町、新地町状況報告NO.8(6月15日掲載)

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