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<災害対策・第144報>生活クラブふくしま報告No.10

 

生活クラブふくしま  土山雄司専務理事

2011年8月11日掲載

 

 
ふくしま単協へのご支援、誠にありがとうございます。 

「此岸から彼岸へ」。被災後初めてのお盆を迎えます。組合員が住んでいた地域だけをみても南相馬市605人、相馬市449人、新地町104人の方が亡くなられ、その方々の迎え火を焚くことになります。しかし、南相馬市4,682棟、相馬市1,039棟、新地町548棟が全壊し、迎えるべき住みなれた家はありません(7月13日現在)。 

また、福島県の避難状況は避難者数80,093人で、県外には35,776人が避難をしています(これ以外に自主避難者は相当います)。特に子どもたちは数千人単位で福島から去っています。 

此の地に残った人間として、3月11日(金)の震災で亡くなられた組合員とご家族並びに一人ひとりの方々のご冥福をお祈りしたいと思います。そして、震災による津波と東京電力福島第一原子力発電所の事故で、故郷を離れて行った多くの人たちの苦しみや悲しみを思いつつ、やるせないような状況下の福島に残った人たちへの支援活動を続けていきます。 

福島を去った人たちが、福島に地に戻ってこられるような「地域」の再生を希求しながら。   

1.仮設住宅での生活支援について

仮設住宅でのコミュニティの創設と維持、発展に向けた第2回目の「青空市」を小川、作田の両仮設の午前、午後で開催しました。 

今回は、各単協と生産者のご支援もあり大変助かりました。東京単協からは林さんと赤坂さんの両理事がお手伝いに来て頂きました。また、(有)奥和さんから干物、都市生活単協からは淡路島産の玉葱、熊本県の永川町とい草製品の提携生産者である(株)水の子からは寝ござ、生活クラブと青果の共同購入で提携するJA全農青果センター(株)からスイカの提供があり、久しぶりに昔の生活クラブの「まつり」の雰囲気で「青空市」を楽しみました。 

どの品物も飛ぶように売れて(「寝ござ」は無料配布)、たいへん好評でした。特に両仮設住宅はもともとは漁師町にある集落だったので、干物はたいへん喜んでくれました。今後の「青空市」には、『魚』が必須アイテムだと考えています。 

青空市も2回目となり来場者も増えて、定着しつつあります。作田の町内会長さんから、「人が集まって話し合いができるようになるので良かった」言って頂きました。また、ふくしま単協の渡辺職員が、おばあちゃんが買った重いスイカを一緒に運んでいる姿を見て、当初の目的である、コミュニティの創設と高齢者を外に出す活動が軌道に乗り始めてきたと実感しています。引き続き仮設住宅での「青空市」の開催を進めていきます。   

「青空市」を開催しています仮設住宅の自治会役員とふくしま単協の組合員、東京単協の赤坂、林理事

 

 

 

 

 

 

 

 

おばあちゃんの買ったスイカを運ぶ渡辺職員
(熊谷センターのみなさま、渡辺君は頑張っています)氷川町長からのメッセージ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.支援りんごの取り組みに向けて

新地町でりんご園を営んでいる組合員の畠さんと支援りんごの取組みを協議しました。畑には小ぶりで青いりんごが樹に実ってきています。このりんごを9月上旬に放射能検査を行い、10月~1月まで品種・大小込みのセットにして単協独自に月1回の取組みを行ないます。 

今後は東京単協や連合会、ふくしま単協と協議し、りんごの下草刈(8月末~9月末)と放射能対策として刈った草の処理の支援を行なう予定です。 

 

 

 

 

 

3.福島からの一時避難旅行について 

放射能汚染の影響で子どもたちは公園やプールで遊ぶこともままならず、室内に閉じこもる生活が続いています。放射能と室内にいなければならないというストレスは相当なものです。そんな中、ふくしま単協に北海道、京都エル・コープと長野、都市生活とエスコープ大阪の各単協から一時避難旅行の申し入れがありました。 

北海道単協の企画は、7月31日~8月12日までの北海道での滞在旅行です。福島からは、5家族16人が参加して北海道単協の組合員との交流や北海道の旅を満喫しています。京都エル・コープ単協の企画は、長野県の伊那に8月23日~8月26日の間での旅行です。京都エル・コープ単協の組合員の方の実家のペンションに泊まります。長野単協からはバスの提供があり9家族28人で出発を予定しています。都市生活とエスコープ大阪では、9月17日~9月19日まで神戸と淡路島でのリフレッシュツアーとして企画されています。現在、この企画の申込用紙を組合員に配布しています。どの企画とも人気があり、抽選によって親子を送り出しています。

福島の地を離れ、一時かもしれませんが、放射能を忘れ親子でいっぱい遊んできてもらいたいと思っています。 

 

富良野の富田ファームにて札幌市滝野スズラン公園にて

 

 

 

 

 

   

4.「おつまみ昆布」の配達を行なっています  

昆布はヨウ素を多くふくむ食品のひとつ をををです。そこで、ふくしま単協からみついし昆布(株)に、子どもでもすぐに食べられる昆布についての問い合わせを行ないました。それを受けてみついし昆布(株)から、「おつまみ昆布」を提供して頂きました。「水」と緊急の「重茂わかめ」の取組みに続いて、第32週より食べる「おつまみ昆布」の配達を行なっています。 

福島の子どもたちのために、「水」とヨウ素の多い食品(海藻類)の共同購入を今後も行なっていきます。 

最後に、「青空市」のお手伝いに来てくださった東京単協の林さん赤坂さん。支援物資を提供して頂いた(有)奥和とみついし昆布(株)、都市生活単協、JA全農青果センター(株)、熊本県永川町と(株)水の子のみなさん。旅行企画を申し出て頂いた北海道、京都エル・コープと長野、都市生活とエスコープ大阪の各単協の組合員、役職員のみなさま、本当ありがとうございました。福島の人たちにとっては夏休みの大きなプレゼントとなっています。重ねてお礼を申しあげます。 

  

ふくしま単協の復興支援、前のお知らせ

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