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高橋徳治商店、製造再開に向けて仮設ラインの建設進む

 高橋徳治商店(おでん種セット、さつま揚げなどの生産者)では10月からの製造再開に向けて復旧・仮設ライン建設作業をすすめています。現地の状況を『被災地支援共同事業体』で支援活動を継続している荒井勇生活クラブ連合会現地対策事務局長の報告からお伝えします。
(「共同事業体」についてはコチラをご覧ください。 )

 高橋徳治商店では事業方針として、(1)2012年10月をめどに東松島市に新工場を建設・業務開始を計画すること。(2)10月の仮設工場稼働に向けて、現在の 第一加工場内施設・機械の洗浄を行い、さらに工場内を仕切って仮設工場施設の建設を行うこと。(3)環境資源保護型の漁業・加工をめざすことを挙げています。

第二加工場 発泡スチロール等の片づけ支援

荒井勇現地対策事務局長 高橋社長からの、第二工場の機械の使用可否判断を目的とした支援活動の要請を受けて、機械の周辺に散乱している発泡スチロールの片づけ支援をしました。津波により隣の冷凍倉庫より数トンもの魚が流され腐敗したものと、破壊された建築資材・加工資材・発泡スチロールなどの包材が機械を覆っていました。それを太陽食品販売(株)に応援要請し3日にわたり、この夏一番の暑さの中、合羽とマスクとインソール入りの長靴(釘などが刺さるのを防ぐため)で身を固め、ものすごい臭いと、崩れ落ちそうな建材・配線の中で格闘し、発泡スチロールの分別・括り、移動を行いました。
 高橋徳治商店の社長と社員も作業に加わり、延べ18人で片づけた結果、工場全体にユンボ(行政の業務委託)を入れられるところまで片づけを行いました。このような仕事はボランティアに頼むことはできません。今回も太陽食品販売(株)が力になってくれました。
 この加工場からは、金属探知機を含む機械が2台盗難に遭っています。石巻市では少年によるコンビニのATM窃盗がマスコミにも出ましたが、様々な被災工場の機械やフォークリフトも(レンタルのフォークも共通キーであることから)盗まれています。被災した上、さらに嫌な人間の行為を聞かないためには、復旧を急ぐことが唯一の手段です。

仮設ラインの建設に向けて

 現在、工場内の洗浄(壁と天井及び機械)を手分けして行っています。泥を洗い落とし、徹底的に洗浄した上で改めて加工工場を完全に区切り、密閉してラインを用意する予定です。仮設工場設置計画として10月稼働をめざしています。
 毎日の作業で少しずつ、確実に工場・事務所が蘇っていくにつれて職員の顔も明るくなっていきます。しかし、片づけ・洗浄作業を行わなければならない工場スペース、事務所・トイレ等の施設や機械・工具・タルやざる等は際限なくあります。この間、仙台の共同事業体を通じてグリーンコープの職員がほぼ毎日支援に入っています。大阪・広島・博多・鹿児島等から(自ら手を挙げて土曜日~土曜日までのスケジュールで交代しながら)支援に来ています。7/19~8/5まで、延べ35人を数えます。

 加工原料については、北海道と前浜、その他小魚を各地から集める計画ですが、まだ具体的ではありません。9月に入ってから石巻周辺の漁業者も調査する予定です。

工場内の洗浄作業(高橋社長の次男)仮設ライン準備中

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