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「介護職員初任者研修」で福島の被災者を支援

講師の和田さんと話を熱心に聞く受講者 生活クラブ連合会が他団体とともに被災者支援のために設立した「公益財団法人 共生地域創造財団」(以下・財団)は、6月14日から介護職の入門資格である「介護職員初任者研修」を、福島県の新地町でスタートさせました。
 財団はこれまで、生活クラブふくしまが新地町の仮設住宅などで行ってきた活動の後方支援に当たってきましたが、仮設住宅の住民は今後、復興支援住宅への移転などで地域に分かれての生活となります。このため、研修は新たなコミュニティづくりの支援と高齢者対策、また、就労支援の一環として企画されました。
 6月21日、小川仮設住宅の集会室で開かれた研修の講師は、神奈川のワーカーズ・コレクティブ・ソフィアの和田佳一さん。介護職の仕事内容や働く現場の理解、介護保険制度などについてビデオを交えて講義。笑顔でいる、口元が締まっている、自分が間違うことを知っている、人のアドバイスや忠告は聞く――など「介護ヘルパーの心得25条」を披露し、「知識と技術を学びとって今後に役立ててほしい」と激励しました。
自治会長の村上哲夫さん この日の研修を受講したのは男性1人をふくむ27人。研修を終えた受講生からは、「はたして自分にできるのか」という不安の声がありました。一方、「介護というと食事や入浴の介助で大変そうと言うイメージでしたが、介護を受ける方の人権や尊厳に配慮することが重要と知りました」「親の介護に役立てたい」などの感想も聞かれました。
 この日の研修会場は前述した小川仮設住宅。受講生は、他の仮設住宅などで暮らす方が多かったのですが、小川仮設住宅の自治会長・村上哲夫さんは、「青空市など生活クラブには大変お世話になりました。場所を提供するのはそのお返し。受講者は全員、資格を取って卒業してほしい」とエールを送ります。
組合員の西谷ゆみさん 受講者のなかには生活クラブの組合員も2人ふくまれています。そのひとり、西谷ゆみさんは「放射能の影響で漁業の仕事ができないので何か資格を取りたいと考えていました。義理の親の介護にも生かしたいし、可能であれば仕事にもついてみたい」と抱負を話します。

 

 
 

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