プレスリリース

 プレスリリース一覧へ

「味付け海苔」から防カビ剤 TBZ(チアベンダゾール)検出

生活クラブ生協連合会は、供給を停止し返金、対策を進めています。 汚染原因のスポンジローラーは、広範囲に使用され、市販品でも汚染が認められます。

味付け工程

 3月11日、提携生産者より「味付のりから防カビ剤チアベンダゾール(以下、TBZ)が4ppm検出」との報告が入りました。
  健康危害を及ぼすレベルではないものの、生活クラブ生協の「自主基準」違反として、直ちに以降の取組みを中止し、お知らせを配布するとともに連合会ホームページに情報を掲載しました。また、賞味期限が残る該当消費材の利用者対象に家庭内在庫の廃棄をお願いし、返金などの措置をさせていただきました。
  調査の結果、汚染の原因は、製造ラインのスポンジロールそのものにTBZが添加され、味付のり類にTBZが移染したことが判明しました。
  これは、生活クラブ提携生産者に限った事例ではなく、製造機械の仕組みに基づくものであり、生活クラブ連合会の検査で、一般市販品からも共通の汚染が確認されました。

行政の見解と対応―-法律の抜け穴、法の不備では?

  この件について厚生労働省は、原料に残留した農薬ではなく、製造工程中の問題であることから、有毒有害物質が付着した場合に相当する食品衛生法第6条等の適用となり、今回の事例では健康危害に及ばないので届出義務を有する自主回収の必要はない、との見解を示しました。
  今回の汚染レベルは、ADI(一日あたり許容摂取量)からは、一日に味付け海苔を1,700袋(3.74kg)食べることに相当し、通常の食生活で健康被害に及ぶものとはいえません。しかし、ポジティブリスト制の一律基準0.01ppmの400倍の量にあたります。
  食品に触れる製造機器・資材について、食品衛生法で規定された検査項目以外の有害物質が食品に移染しても、健康危害に及ばない限りは違法性を問えないうえに、その事実は消費者に開示されないということになります。
  「食の安全確保」を目的とするポジティブリスト制は、食品原材料を対象とするもので、こうした製造資材の前では無力という外ありません。

早急な解決・対策が実施されるよう、広く消費者、製造事業者に知ってもらいたい

  この食品汚染について、消費者や事業者に周知されないままであれば、情報を察知したと思われる製造事業者が、水面下でTBZ無添加スポンジロールへ切り替えるだけになります。水面下の解決でなく、この情報が公開され、広く消費者および製造事業者に知っていただき、早急な解決・対策が実施されるとともに、食の安全にかかわる法律のあり方についても議論が必要であると考え、ご案内いたしました。

*詳しい内容は、コチラ(生活クラブニュース)をご覧ください。

ページの先頭に戻る