生産者リレーエッセイ

 記事一覧

vol.65

伊勢 悠人さん提携先ホクレン農業協同組合連合会

提携品目 グリーンピース、スイートコーン缶 他

北海道の農産物を利用した加工品をお届けしています

伊勢 悠人さん


 
 

ホクレン農業協同組合連合会は、北海道内の農業協同組合(JA)が出資し、JAの経済事業を担うことを目的として設立された組織です。ホクレンの役割の根幹は、生産者の営農活動を支える「生産者支援」です。生産現場に不可欠な資材やエネルギーの供給、技術面・情報面でのバックアップなど、農畜産物を安定的に生産するためのサポートを行なっています。

 

もうひとつの役割が「消費者への食の安定供給」です。全国の消費地・消費者に安全・安心な北海道産の農畜産物の供給を行ないます。また、北海道ブランドの構築やPR活動など、新しい需要を開拓する活動も展開しています。生産現場を支え、その実りを確実に消費地に届けることは、ホクレンの果たすべき責務であり、存在意義でもあります。

冷凍野菜の3つのメリット

私が所属する食品部は、北海道で収穫された新鮮な馬鈴薯・玉ねぎ・トウモロコシ・枝豆などを原料とする冷凍食品を中心に、缶詰やレトルトなどの加工品を取り扱っています。それぞれの作物の主要産地に工場があるので、適地適作(加工を含む)を実現しています。

 

冷凍野菜というと、生鮮野菜と比べて味が落ちるなどの悪いイメージを持たれる方もいるかと思いますが、メリットは大きく分けて3つあります。

 

1つ目は、調理の手間を省けること。冷凍野菜は皮を剥き適度なサイズにカットしてあるので、調理に時間をかけられない忙しい方も簡単に料理に彩りを加えることができます。

 

2つ目は長期保存できること。生の野菜を冷蔵庫で保存してもあまり日持ちしませんが、冷凍野菜は長い間保存でき、使いたい分だけ使って、残りを保存することもできます。

 

そして、3つ目は野菜の一番おいしい状態を維持できることです。とくに、トウモロコシやグリーンピースなどは、種子になる前の成長途中のものを食べる野菜です。植物としては未熟な状態なため、熟度や鮮度によって味がまったく異なります。収穫後、すぐに加工しないと、数時間単位でも味の劣化が起こります。そのため、熟度を見極めていっきに収穫し、冷凍加工することが大切で、そうすることで一番おいしい状態を維持できるのです。

 

このような冷凍野菜のメリットをご理解いただくことで、生鮮品との使い分けや、より適切な冷凍食品の利用ができるようになると思います。

旬のおいしさを逃さず冷凍加工
グリーンピース嫌いな人にも食べてほしい

よく熟した豆今回は、現在、お届している消費材の中から、「北海道産グリーンピース」をご紹介します。

 

もともと北海道ではあまりグリーンピースの大規模生産をしていませんでした。大型ハーベスター(収穫機)を導入することで、国内では珍しいグリーンピースの大規模生産が実現しました。グリーンピースは枝からサヤをもぎ、サヤから実を取り出すのに手間がかかります。このハーベスターはフランス製で、広い畑を走り回り、収穫から、サヤから実を取り出すところまでやってくれる優れものです。枝や葉ごと刈り取り、ハーベスター内で細かく破砕し、穴が開いたドラム内で撹拌すると、実だけが分離して穴から出てくる、というしくみです。

 

収穫されたグリーンピースはすぐにトラックで工場へ運ばれ、軽く湯通しをして、新鮮なうちに急速凍結します。さらに人の目による選別を行なうことで安心・安全なグリーンピースをお届けすることができるのです。

 

一番おいしい時期に収穫されたグリーンピースは甘味が強く、グリーンピース独特の青臭さも少なく、ホクホクした豆本来の味がします。グリーンピースは嫌いな人が多い野菜のひとつですが、一度、試していただければ、そのおいしさに驚かれる方がたくさんいると思います。

 

グリーンピースは青エンドウ豆の未熟種子ですので、タンパク質、糖質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの「豆」の栄養素をたくさん含んでいます。とくに、食物繊維は野菜類の中ではトップレベル! 食物繊維には、発ガン物質などの有害成分を体外へ排泄する作用があるといわれ、便秘の予防や改善にも役立つとされています。

 

今回、ご紹介したグリーンピースやおなじみのスイートコーン缶(粒状・クリーム状)などをはじめ、今後も北海道の農産物を原料とする加工品をいろいろとご紹介していきますので、ぜひともご利用いただきますようお願い申し上げます。

(2015年3月掲載)

【次回生産者】

たけのこ水煮、漬物などの生産者、羽黒・のうきょう食品加工(有)の丸山悟さんです。お楽しみに。

ページの先頭に戻る