「ゲルマニウム半導体
検出器」の導入によって、
より精度の高い
放射能検査を実現します。

2016年6月より新たに「ゲルマニウム半導体検出器」を生活クラブ連合会検査室に導入し、検査を開始しています。
検出下限目標値を1Bq/kgとより厳しく設定している「すくすくカタログ掲載食品(乳児用食品含)」「飲料水」「牛乳(原乳)」「米」については、基本的にはこの検出器での検査を行います。
ゲルマニウム半導体検出器は、生活クラブに既存の「シンチレーションカウンター」と呼ばれる機械よりも高感度で精度の高い検査を行うことができます。これまでも高精度の検査は外部に委託して行っていましたが、これを内部で行うことにより、より厳しく信頼性の高い検査体制をめざします。

ゲルマニウム
半導体検出器計1台
NaI/CsIシンチレーション
カウンター計5台

槌田 博
つちだ ひろし
生活クラブ連合会
品質管理部 部長

槌田 博つちだ ひろし生活クラブ連合会品質管理部 部長

博士(工学)。専門分野は環境科学と安全工学。1992年に生活クラブ連合会に入職。国内自給を進める生活クラブならではの徹底した放射能検査体制の確立のために、チェルノブイリ原発事故(1986年)由来の放射能対策から、2011年の福島第一原発事故由来の放射能対策に至るまで、生活クラブの放射能対策に一貫して従事している。

「ゲルマニウム半導体検出器」による検査方法

ゲルマニウム半導体に放射線によって電気を流すことで測る機械です。容器いっぱいに詰めた検体を機械に入れて測ります。結果はパソコン画面で確認できます。

ゲルマニウム半導体検出器
による検査手順

「NaI/CsIシンチレーションカウンター」による検査方法

ヨウ化ナトリウム(NaI)やヨウ化セシウム(CsI)の結晶を放射線で光らせて測る機械です。容器いっぱいに詰めた検体を機械に入れて測ります。結果はパソコン画面で確認できます。

NaIシンチレーションカウンター
による検査手順
その他のシンチレーションカウンター

検査機器の詳細

生活クラブ自主基準の食品区分に合わせて、必要な検査機器を選んでいます。

検査機器の性能比較

※検出下限値は、実際の検体の密度や重量に左右されます。


生産者とともに、
より高い食の安心をめざします。

生活クラブは、原材料や消費材の自主検査を生産者に呼びかけています。
その結果を生産者の了解のもと、ホームページで公開しています。また、放射線を検出する機械(環境・土壌用サーベイメーター)2台を配置し、提携生産者の畑の土壌などを測定。
生産者とともに放射能問題に取り組んでいます。

「推奨目標」をつくり、すべての食品で10ベクレル/kg以下をめざします

自主基準値とは別に、「青果物・魚介類・加工食品」と「生椎茸」を対象区分として、国の基準値の10分の1となることをめざす「推奨目標」を設けます。自主基準値によって厳しく管理するだけでなく、推奨目標によって、より安心できる食品づくりへと常に努力を続けます。

※乳幼児食品や飲料水、牛乳、米、卵、肉類、乳製品は、すでに自主基準値自体が10ベクレル/kg以下となっています。

「生産者支援基金」で、生産者の放射能を減らす活動を応援しています

生活クラブでは、「放射能汚染に立ち向かう生産者を支援する基金」(生産者支援基金)をつくり、放射能を減らす活動をする生産者への支援を行なっています。
この基金を活用した放射能低減実験は、2015年5月から、3つの生椎茸の生産者と1つのレンコンの生産者で行っています。 詳しくはこちら

自主基準は、生産者と組合員がともに討議を積み重ねて決定します

新しい放射能の自主基準は、生産者と生活クラブ連合消費委員が参加する自主管理部会で討議され、各地の生活クラブの意見を踏まえたうえで、連合理事会で決定しました。
今後もともに意見を出し合いながら、自主基準のさらなる見直しなど、放射能への取り組みをすすめていきます。


生活クラブ生産者VOICE 生活クラブ生産者VOICE

自主基準を守る生産者の努力

みんなで放射能について勉強し、対策に少しだけ自信が持てるようになりました。
独自で放射能検査機器を導入して家畜の飼料や水、寝床のワラなど、生産にかかわる全てのものを検査し、問題のないものだけを使っています。「被害者が加害者になってはいけない!」という思いで放射能対策の努力をしています。(栃木県開拓農協の生産者)

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