ここが気になる食品添加物

 
 

リン酸塩、重合リン酸塩 摂り過ぎに注意が必要

目的
結着剤、乳化剤、退色防止、膨張剤、湿潤剤、酸味料など。表示が免除される加工助剤としても使われている。
問題点
毒性は低いが多く摂りすぎると骨を弱くする心配がある。幅広く使われるので摂り過ぎに注意が必要。
生活クラブ
製造上不可欠な一部の消費材に用途を限定して許容。

 


酵素 どんな「酵素」を使っているか、わからない

〈目的〉
餅菓子の柔らかさを保ち、食感向上させるなど、目的に合わせて使われる。α-アミラーゼ、プロテアーゼなど、たくさんの種類がある。一括表示ができる。
〈問題点〉
発がん性が疑われる過酸化水素を発生させるものがある。
〈生活クラブ〉
4種類のみ許容。66種類の酵素の使用を禁止。

 


調味料(アミノ酸等) 気づかないうちに天然だしでは物足りなくなる?

〈目的〉
「旨み」向上。グルタミン酸ナトリウムのほか20種類以上ある。スナック菓子や惣菜、加工食品に幅広く使われている。
〈問題点〉
摂り続けると旨みの強いものに舌が慣れ、微妙な味の違いを感じにくくなる。塩分の取り過ぎにつながる。
〈生活クラブ〉
使用禁止。

 


甘味料(アスパルテームなど) 「低カロリーは身体にいい」と思っていませんか?

〈目的〉
カロリーが低いので砂糖の代わりに使われる合成甘味料。「低カロリー」「0カロリー」を謳う清涼飲料やお菓子などに幅広く使われる。
〈問題点〉
動物実験で白血病、リンパ腫を起こすとの報告があり、その安全性について議論になっている。
〈生活クラブ〉
使用禁止。

 


着色料(タール系色素、コチニール色素) その鮮やかな美しさ、ホントに必要ですか?

〈目的〉
見た目を美しくするために使われる。タール系色素は合成着色料、コチニールは昆虫から抽出した天然着色料。
〈問題点〉
タール系色素の一部に発がん性が疑われ、注意欠陥多動性障害との関連が疑われるとの報告も。※コチニールは原料由来のアレルギーが報告されている。
〈生活クラブ〉
いずれも使用禁止。
※英国食品基準庁がメーカーに自主規制を勧告。

 


他にもある!ある! 避けたい食品添加物

発色剤(亜硝酸Na) ほとんどのウインナーやハム、たらこなどに

色を良くし、またボツリヌス菌の増殖を抑制する目的で使われます。肉や魚のアミンと反応して発がん物質に変化することが指摘されている添加物。生活クラブでは禁止。

 

グリシン コンビニおにぎり、スイーツにも要注意

アミノ酸の一種で、味付けや日持ち向上のために使われます。安全性は比較的高いと言われていますが、他のアミノ酸類と同様、食塩の過剰摂取につながります。生活クラブでは禁止。

 

生活クラブの自主管理監査制度で
ここまで削減! 食品添加物

生活クラブでは、組合員と生産者が話し合い、それぞれの消費材について分野ごとに生活クラブ独自の自主基準を定めています。食品添加物についても、「疑わしいものは使用しない」「不要なものは使用しない」「使用したものはすべて公開する」という原則にもとづき、削減をすすめてきました。
≫生活クラブが許容している添加物については右のグラフをクリック!

Q1. 食品添加物ってなに?食品とは違うの?

A. 保存料や着色料など食品の製造過程で加工・保存の目的で使用されるものをいいます。その多くは、家庭で手作りするときには使われないものです。

Q2. 国が安全性を認めているのよね?

A. 実は、毒性試験をされないまま認められているものや、発がん性が指摘されている添加物もあります。海外からの圧力で認可されてしまうこともあり、問題になっています。

Q3. 天然由来の添加物は安全性が高そうだけど…。

A. 植物から作った添加物の中にも、後に毒性があるとわかって使用禁止になったものもあります。またアレルギー性が疑われるものもあるので、必ずしも天然由来だから安全性が高いとは言い切れません。

Q4. 生活クラブはどう考えているの?

A. 「安全性に不安のあるものや不要なものは使わない。どうしても必要なものについて、使う場合は最小限にとどめて、すべて公開する」を原則にしています。

Q5. 生活クラブは「無添加」をめざしているんじゃないの?

A. 例えば豆腐のにがりやマーガリンの乳化剤のように、加工食品の中には、どうしても必要な食品添加物もあると考えています。生産者とも話し合いながら、組合員自身が一つひとつ「使う」「使わない」を決めています。

Q6. 添加物を減らすのはたいへんじゃないの?

A. たいへんなのは確かですが、「手間もかかるし最初からうまくいったわけでもないけれど、品質や生産技術が向上して、結果的にはプラスになった」と前向きにとらえる生産者の努力にも支えられています。

Q7. いま、どれくらい使っている?

A. 日本では、約1500の食品添加物のうち天然香料と一般飲食物を除くと804品目が認められています。そのうち生活クラブでは84品目、国の基準の約10分の1にまで減らしました。(2014年4月現在)

Q8. 生活クラブのものなら安心?

A. 何が入っているかわかって、自分で選べることが一番大切です。安心な消費材も食べる人が減ると生産者は作り続けていけません。一人でも多くの人に知ってもらい、みんなで食べていきましょう!

もっと詳しくしりたい方はコチラ


 

2014年6月18日(水)、生活クラブ埼玉の組合員と職員総勢9名でマルハニチロ㈱の「おさかなソーセージ」の自主監査を行ないました。リン酸塩無添加のすり身を使用していることや、食品が直接触れる製造工程資材をすべて確認することができました。

◆組合員から見た自主監査

食べる人がなかみをすべて確認できる仕組みは生活クラブだけ!
 私は、企業に電話をして原材料などについて聞くことが良くあるのですが、ほとんどは企業秘密だと言われたり、あいまいな答えしか返って来なかったり…。いつも市販の加工食品の中身の不確かさを強く感じています。
 そんな中、今回行なった「自主監査」では、マルハニチロ㈱の方は私たち組合員の声に真摯に耳を傾け、原材料から製造工程、包材の中身まですべてを提示してくださいました。食べる側の立場から意見が言えること、それが反映されること。「安心・安全が手に入る」ではなく「どこまでもトレーサビリティを追求できる」。これができるのは自主管理監査だからこそです。ぜひ、できるだけ多くの皆さんにこの体験をしてほしいと思います。
(生活クラブ埼玉 理事 中村みゆきさん)

◆生産者から見た自主監査

書面だけでは伝わり切らない思いが届く貴重な機会
 一般的な視察や監査と違うのは、実際に食べている方が確認しに来てくれることですね。組合員の皆さんは事前にきちんと良く学習をして、原料や製造工程、衛生管理などについて具体的にひとつひとつ新鮮な目で確認されます。
 私たちは毎年、定められた自主基準項目について、生活クラブに登録書面で報告をしていますが、各項目に対する評価は、作る側と食べる側で見方が違うこともあります。組合員の方に実際に現場に来て意見を言ってもらえることで、お互いの理解が進みます。私たちの努力や思いもきちんと評価していただけるし、組合員の消費材への強い思いを知ることができるので、現場にとっても大きな刺激になっています。
(マルハニチロ㈱ 小曽川正さん)

自主監査ってなに?

自主監査は、第三者に任せる一般的な外部監査とは違い、食べる当事者である組合員自身による監査です。原料の地や添加物、原料の農薬使用のこと、製造工程の衛生管理、環境への取組みなどについて食べ手の目線で製造現場をェックします。生産者の努力を知ることができる、生活クラブ独自の取組みです。
生活クラブには、当事者である組合員と生産者が消費材のレベルアップをめざす仕組み「自主管理監査制度」があり、自分たちで決定した「自主基準」にもとづく厳しい生産管理を行っています。

きちんと食べて生産者の努力を支えます。

自主監査では、製造現場の生産者に会い、工程を一つひとつ確認し、話を聞いたり意見を出しあったりすることができす。「つくる人」と「食べる人」がひざとひざをつき合わせて話し合うことで、相手を理解し、信頼することにつながります。添加物の削減なども私たちが望んだもの。しっかり食べることで生産者のたゆまぬ努力に応えます。