おおぜいの自主監査

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「多摩きた生活クラブ」による「Sなたね油角缶」の監査

監査実施日:2009/07/14

監査者 多摩きた生活クラブ生協共同購入委員会
まち青梅
監査参加人数 15
監査対象生産者 米澤製油(株) 監査対象消費材 Sなたね油角缶

監査した主な内容

  • なたね油の製法(特に湯洗い洗浄・異物混入対策)について
  • 国産なたね・非遺伝子組み換えなたねの今後の確保について
  • ボイラーの確認 ・ 湯洗い洗浄での水の使用量、その削減や排水の環境対策
  • 缶の改善、たとえば底と胴の一体化、開け口、バリアフリーの視点での改善について

主に以下のことが確認できました

工場視察にあたり説明を受ける参加者

  • 特徴的な製法である「湯洗い洗浄法」を実際に見て確認しました。
  • 薬剤に頼らない洗浄法で4の油に対し、1の水を使用できているのは、豊富な地下水の恵みで成り立っているということや、排水の環境に対する管理もされていることが確認しました。今後は水の循環のできる製法も視野にいれていることもわかりました。
  • なたね栽培に対する国の助成金が今年度(09年)の在庫10月分までで打ち切られることについては、なたね油の価格改定も予定されているが、同時に産地拡大(遊佐・雄武・千葉・茨城)の活動もおこなわれていることを確認しました。
  • オーストラリアのなたねのGM分別については、現在GM栽培はしないという意志表示をして契約する生産者がいて、タンカー輸送でのGM混入を避けるために生産者の集荷場に米澤のタンクを持ち、その集荷場でコンテナに積載するという努力により成り立っていることがわかりました。
  • 利用者から声の多い缶の注ぎ口ですが、丸缶で改善の検討がなされていることを確認しました。
  • ボイラーは2機新設され、重油が17%削減されたことを確認しました。

主な監査意見・感想など

  • 世界的な遺伝子組み換えなたねの栽培拡大が心配されていますが、今後オーストラリアのモラトリアム解除にあわせてGM栽培が拡大した場合のオーストラリア以外の産地対策も講じられていること、そしてできるかぎり不作の年でも米澤のなたねを確保してくれたオーストラリアとの信頼関係を守っていく方向をお聞きし、心強く思いました。国産なたね栽培の維持・拡大とともに力をあわせていきたいです。
  • 缶の注ぎ口については、生産においての設備投資ばかりにたよるのでなく、組合員の声かけ、周知でできることを今後考えていかなければならないことを思いました。
  • 湯洗いの現場を見せていただき、言葉だけではわかりにくかった薬剤にたよらない製法が確認できとても安心し、同時に本当に良い物を作るには手間がかかるということ、暑い中での職人さんの作業を見て生産現場のご苦労を知りました。まちへの広報などで広く伝えていきます。
  • 製品は現在の到達点であり、これが完成ではないと思ってこれからも作っていきたいという言葉が印象的で、これからも一緒に作っていきたいと思いました。
  • 水の使用量が多いので水の循環は夢だとのことでしたが、実現出来るように考えていけると良いと思いました。
  • 燃料としてではなく食べる油を作っていくとのお話しが印象的でした。機械化されないで作っている良い物を食べられることと作り手との良い関係に感謝して利用していきたいと思います。

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