おおぜいの自主監査

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「生活クラブ連合会」による「パイナップル缶」の監査

監査実施日:2009/08/26

監査者 生活クラブ連合会
自主監査委員会
監査参加人数 4
監査対象生産者 日本ミルクコミュニティ(株) 監査対象消費材 Sパインアップル缶

監査した主な内容

  • 新たな製造元による新工場での製造・衛生管理の向上に向けた取組みについて
  • 自主管理担当者による取組みについて

主に以下のことが確認できました(概要)

圃場の様子

  1. 農産物、圃場
    • 高齢化に加え、安価な輸入品に押されて、国内のパインアップル栽培は減少を続けており、自給率は5%にまで低下している実状について説明を受けました。
    • パインアップルの栽培量低下への対策として、JAおきなわでは、a)農作業を軽減するための機械化(苗を植付けする前の整地)、b)農作業への手伝い、c)新規就労者の育成(東村に入植)、d)北部地区パイン生産部会を対象とした勉強会での共有など、栽培の維持に向けた取組みをしているとのことでした。 
    • 金城夫妻の圃場を見学し、a)日焼け止めなどの農作業の内容とb)ピンク病などの病気よりも、カラスやイノシシの被害が多いとの説明を受けました。なお、生産農家の上記部会員数と収量内訳を確認しました。
  2. 選果場
    • 8~9月が受入重量のピークであり、指定日は16~14日でした。 
    • 搬入トラック単位で、1~3級までの夫々の重量と総重量が算出され、その伝票(氏名付)が農家と加工場での記録となっていました。
    • 観光用としての生果が拡がり、10年前は生果1:加工9に対し、現在は5:5になるのではないかとの説明を受けました。
    • パインアップル缶の原料は、生果で取組んでいる生産者の加工用であることを確認しました。
  3. 加工場
    • 本加工場は、国内産パインアップル缶等を製造する国内で唯一の総合農産加工施設であり、農家及び地域経済を支える重要な基幹産物の施設として、JAおきなわ・沖縄本島北部市町村(東村、国頭村など)や農家・パインに関わる地元企業などで出資、かつ沖縄北部特別振興対策事業として、今年7月下旬に本稼動されたとの説明を受けました。
    • 収穫~選果後の翌日に加工されていることを現地で確認しました。 
    • 製造過程で発生する加工廃棄物(皮・芯・へた等)は、牛の餌になるとのことでした。
  4. 消費材
    • いちばん糖度がのった夏実のみをあえて缶詰にし、旬ならではの美味しさを活かした、あっさりとしたライトシロップで仕上げた規格が、他にはない、生活クラブのみの独自規格であることを確認しました。

主な監査意見・感想など(概要)

質疑応答

  1. 農産物
    • 生活クラブが手に入れられる数量には限りがありますが、意識的に生産者(農家含む)との接点を深めながら食べ続けることで農家の生産基盤を支え産地を守ることに繋がることを実感しました。 
    • JAおきなわの主導により、栽培の維持・拡大に向かっていくことを期待します。
  2. 加工場
    • 新工場が稼動して、まだ1ヶ月足らずです。a) 旧工場からの製造設備を一部移設していますが大半が新設であること、b) 製造管理者と主な従業員は旧工場からの移籍者ですが新規雇用者がいること、c)最盛期であるためフル稼働であることなどにより、設備の不備・改善や従業員教育などの課題が明らかになってきています。
    • 現状では、異物混入があっても不思議ではありません。課題の改善計画を同時並行で進め、衛生管理及び労働環境の向上にむけた取組みを進めてください。 
    • 品質保持期限3年の適正については、保存サンプルでの検査を踏まえ検討しているとのこと。確定次第、開発部担当者に連絡をしてください。
    • Sマーク認定消費材の位置付けと価値について当日申し伝えています。双方でつくり育てる材として、自主管理担当者を中心とした上記への取組みを通じて、組合員との信頼を強めていくことを期待します。

監査後の活動計画

  • 自主監査委員会内、及び開発部と品質管理部内での共有。
  • 連合会HPでの紹介。

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