おおぜいの自主監査

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「北東京生活クラブ」による「Sマーガリン」の監査

監査実施日:2009/11/13

監査者 北東京生活クラブ
まち板橋 マーガリン 食のチーム
監査参加人数 7
監査対象生産者 月島食品工業(株) 監査対象消費材 Sマーガリン

監査した主な内容

  • マーガリンの原材料のうち、油に関して、輸入先(原産国)から原材料の安全性など査察はされているのか確認。主要原材料供給もとの点検について。
  • トランス脂肪酸の問題について…EUなどではトランス脂肪酸フリーのショートニングなどが開発されていますが、月島食品としては含有量5%以下という管理目標からさらにトランス脂肪酸フリーの商品化を目指すということは検討されているのか?(実際商品化されているものが一般には存在しているので努力次第でトランス脂肪酸を除去することは可能なのかお聞きしたい。)

主に以下のことが確認できました(概要)

  • 自主的努力項目;地球環境への配慮の一環として、限りある資源を有効に使用するため、原材料の有効活用、省エネルギー、用紙使用量の削減活動に努めていることについて
    原材料の有効活用として廃棄物の削減・リサイクルを、省エネルギーとして電気代・ガス代の節約を、用紙使用量の削減としてコピー用紙両面使用を、会社及び各部門で目標を立てて実施している。ISO14001マネジメントシステムを2008年に取得し、環境に配慮していることが確認できた。
  • 食品添加物の不使用;黄色いパームフルーツオイルを加え黄色くした理由について
    本来は白い。見た目の追求であり、組合員・事務局双方から黄色くしたほうが見た目に白いと脂肪のイメージが強くよくないし、黄色になじみもあることから、黄色いパームフルーツオイルを添加し黄色くしてもらっていることが判かりました(生活クラブ側からの要望)。
  • 国産原材料の使用;パーム油などの使用について、国産なたね油を使用しない理由について
    国産なたねは量が確保できない。値段が高い。NON-GMO対策の際に米油・パーム油にしたらトランス脂肪酸は下がった。が、飽和脂肪酸は増えた。トランス脂肪酸は水素添加する際、脱臭の際に発生することから0%にはならない。ちなみにバターには天然のトランス脂肪酸が含まれていることもわかった。EUは国ごとにトランス脂肪酸摂取量の国の基準が決まっている、アメリカでは大豆油を主に使用してきたが現在はトランス脂肪酸がより少ないパーム油に切り替えてきている。油類には多かれ少なかれトランス脂肪酸が含まれており0%はありえない。コレステロールの問題があるので確かに問題ではあるが、1度に摂取する量を考えて摂取する分は問題はないと考えている。
  • 主要原材料供給元の点検;定期的な点検について
    パーム輸入先はマレーシア。安全性というよりどのように作れているのかを点検している。2008年度はマレーシア現地に確認しに行った。だが点検は不定期。研究員が現地で勉強に行っている。税関上の検査はしている。受け入れ時も点検しないとタンクには入れさせないようにしている。
  • 地場農産物、産地指定農産物、有機農産物、適地・適作(品種)・旬の農産物の回答欄が未使用「×」について
    パームなどマレーシア産のものを原材料として輸入しており、使用していないという意味で「×」であるとわかりました。余白欄にそのように記入することをお薦め致しました。
  • 製造ラインの管理と洗浄におけるライン洗浄での合成洗剤からの切替え、事業所内の厨房ならびに洗濯にせっけんを使用の回答が「×」について
    油なので、殺菌成分が入っている合成洗剤を使用している。石けんだと油が落ちきらない。石けんカスがでる。機械で圧力をかけながの自動洗浄をしている。製造開始・終了後にそれぞれ清掃している。
  • ピンホール、異物混入等の検品ラインの設置の回答が「×」について
    人の目で検査している。
  • 用水・使用する水の地下水系の環境保全・改善のための地域社会の取組に積極的に関与の回答が「×」について
    バッキ槽。微生物を使いきれいにしてから江戸川に排水している(東京都の中でも江戸川は厳しいとのこと)。
  • 防虫防鼠対策(化学物質を含まない殺虫・殺鼠剤の使用の推奨)の回答が「×」について
    外周の排水溝などには使用しているが、工場内は薬剤は使えないので、常に清掃しきれいにしている。
  • 食品が直接触れる製造工程資材の溶出試験の実施:試験について
    特別にはやっていないが、要請があればやります。
  • 容器包装・酸素系漂白剤で漂白した紙を選択推奨で回答が「×」について
    塩素系漂白した紙を使用しているのは、外装・内箱。食品が直接触れない場所。
  • 容器包装で顔料を使用せず無色の容器を推奨の回答が「×」について
    カルトン(小箱)の表示などにインクを使用している。これも食品が直接触れない場所。

主な監査意見・感想など(概要)

  • 台風や生産者の都合で2回変更となりましたが、事前学習会出席者13名中8名が現地に行くことができました。
  • 事前学習会で出た質問事項はすべてわかりやすく説明していただき、確認することができました。
  • 参加人数もちょうどよく、参加者も積極的に質問していてとてもよい意見交換の場がもて監査をすることができました。実際現地に行って監査ができ、とてもためになりよい経験となりました(書式だけではわからないことも多いので実際に現地監査することはとても大切なことだと思いました。
  • 場内はとても清潔で規模の大きさに驚きました。また、生活クラブ以外にもたくさん出荷されていることがわかりました)。

監査後の活動計画

  • 参加者に感想を書いてもらい写真と一緒に、まち広報紙「たんぽぽ」に掲載予定。
  • 1/22(金)まち板橋「月島食品」生産者交流会。

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