おおぜいの自主監査

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「生活クラブ岩手」による「ソフトはんべん」の監査

監査実施日:201010/25

監査者 生活クラブ岩手
理事会・消費委員会
監査参加人数 9人
監査対象生産者 (株)高橋徳治商店 監査対象消費材 ソフトはんぺん

監査した主な内容

  • 前浜の鮮魚を使い、できる限り国産の材料で生産されているソフトはんぺんへの生産者のこだわりを検証する。また。排水処理など環境に配慮した生産現場を検証監査する。

主に以下のことが確認できました(概要)

  • 練り製品加工場が生すり身工場を所有している例は殆ど無に等しいことがわかり驚いた。年間国内すり身総使用量15万トンで、内訳は国産3万トン、外国産13万トン。外国産に依存している構造や日本近海の漁場資源が激減(海水温の上昇などにより)の中、前浜の鮮度の良い魚を原料にすることに拘っている現状を確認できた。また、天候や不漁に左右されやすいため、年間すり身使用量の30~50%は前浜以外のメーカーへ委託していることを指定原材料証明書・仕入れルートで確認した。冷凍庫で冷凍すりみの品質管理を怠らず確保していること、漁期が限られるので、約1年間で使い切るようにしていることを確認した。
  • はんぺんはゆでる製造が一般的だが、水に旨みが逃げて味が落ち、水を吸って重くなり売り手に都合がいいなど問題がある一方、当社は合成添加物を使用せず、生すり身や国産のすり身が主原料のため形成後も崩れず、蒸す製造で中心温度を管理し美味しさを引き出し旨みを残している事が分かった。
  • 社長と社員の情報交換を頻繁に行なっているとのことで、社員一人一人が自分の持ち場で責任もって従事している様子が見て取れた。

監査意見・感想など(概要)

  • 四方を海に囲まれた日本の伝統的な食文化の練り製品は、職人技と新鮮な魚と品質管理で徹底されていることを確認でき、改めて、細部にわたり自主基準を満たしていることを確認できた。
  • 製造工程を見ることで、社長の生すり身に対する思いと生産者としての誇りや信念を痛感した。
  • 中間汚水処理場を見学することで、今まで見えていなかった、生産するのみでなく、廃棄にまで責任を負い(魚のアラは魚粉として家畜の飼料や養殖魚の餌や土作りのための肥料に利用)、さらに流す水に責任を持ち続け、海を守り、環境に配慮する生産で、次世代につながる大切な大事業を営んでいる人間の哲学を学ぶ機会となった。

自主的努力項目

  • 生産現場での取り組み、環境負荷の少ない生産環境、在庫管理、賞味期限切れの原料や半製品の廃棄の量削減と液体窒素の節減、今年度はさらに努力を重ねると確信します。
  • 労働安全衛生管理への努力、消費期限切れによるロス金額の減額、生産上の失敗品の減量を評価します。
  • 積極的に組合員交流や学習会を今後も続けてください。六ヶ所核燃料再処理工場稼働反対を積極的に取り組んでいることに共鳴し、利用拡大につなげます。

監査後の活動計画

  • 伝統的な食文化の正月料理をテーマに、組合員はソフトはんぺんを使っての手作り伊達巻講習会を各支部や地区で実施し、市販品との違いを語りながら利用拡大につなげる。

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