おおぜいの自主監査

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「生活クラブ埼玉」による「りんご(昂林)」の監査

監査実施日:2015/8/18

監査者 生活クラブ埼玉
理事会
監査参加人数 4人
監査対象生産者 JAさがえ西村山 監査対象消費材 りんご(昂林)

監査した主な内容

  • ・農薬削減への取組状況

主に以下のことが確認できました(概要)

農薬削減への取組状況について以下確認した。

  • ・受粉期には、ネオニコチノイド系農薬はもちろん、殺菌剤も使用しない
  • ・2015年度は、5~7月降雨が非常に少なかったため、病害虫の発生が少なく、通常防除より一回少ない散布となっている
  • ・りんご生産者112名のうち、昴林を生産しているのは31名。うち24名が減農薬栽培にとりくんでいる
  • ・昴林の収穫時期は10月上旬であるが、その一ヶ月前まで(8月下旬)に防除を終了している(H26防除履歴3名分を確認)
  • ・冬季間剪定にて枝数を少なくすること、病害果や枝に病原菌があった場合除去する等、農薬に頼らない防除の工夫をしている。通気性をよくすることで病虫害発生を防ぐため冬期間剪定は重要であり、生産者グループにて剪定講習会(2月)の実施、生産者全園地指導巡回を開催している
  • ・圃場の下草の除草は薬剤に頼らず草刈で対応している(年5回程度)
  • ・要改善農薬の中で「▲▲(計画削減)」となっている農薬の削減に向けた計画や進捗状況を確認したが、代替農薬や対策が見つからず特に進んでいる部分はなかった

<その他確認できたこと>

  • ・JA女性部によるEMせっけんの作成、利用の推奨を行っている
  • ・事故品削減対策として、各品種ごとに出荷前に目揃い会を開催し、出荷基準見直しを図っている
  • ・昴林の圃場を確認した
  • ・看板を確認した
  • ・原価計算書を確認した

監査意見・感想など(概要)

  • ・農薬使用について、農薬に頼らない除草、受粉期の殺虫剤不使用、収穫一ヶ月前までの散布終了、防除についても予防的な散布ではなく、状況を見極めた上での対応散布をしていらっしゃることを評価します。今後も対応できる部分は部会全体で共有しながら幅を広げていっていただければと思います。
  • ・要改善農薬については、進捗が難しいということでしたが、他産地との情報交換等も視野に入れていただき、ひとつずつ改善していければと思います。
  • ・品種の平準化を図る目揃い会(品種ごと年5回)や剪定講習会、全園地指導巡回など、生産者間で共通認識を進めていることを高く評価します。
  • ・支柱周りだけでなく、果樹の周りの除草剤散布を認めて欲しいという要望がありました。JAさがえ西村山として要望をまとめ、連合会へ提案していただければと思います。

この度は収穫作業も間近のお忙しいなか監査に対応していただき、また丁寧にご回答いただきありがとうございました。青果物の中でも果樹は、長い時間をかけて成長した樹木による実りであり、広大で斜面も多い圃場で、農薬を削減しながらより安心な作物づくりを進めていただいていることが理解できました。農薬に頼らない除草では、年5回もの作業が必要であり、特に樹木周りの除草は葉を傷めるダニや果肉をかじるネズミの温床にしないよう不可欠でありながら、除草機で幹をないよう細心の注意をもって行われ、大きな枝下や根の凹凸がある場所では作業しづらく、生産者のケガにも繋がる恐れがあることを知り、そのご努力に感謝します。
今回共有した情報を多くの組合員に伝え、10月のコア産地応援セットを中心に利用促進に努めます。

監査後の活動計画(概要)

  • ・埼玉単協ブログにて自主監査の様子を組合員広報する
  • ・昴林の木の成長の様子をブログにて組合員広報する
  • ・コア産地応援セットに関して埼玉独自広報を行い利用アップを図る
  • ・現地訪問ツアーを実施予定(10/3・4)
  • ・くらぶメゾン(3箇所)における生産者交流会を実施予定(10/30・31)

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