おおぜいの自主監査

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「生活クラブ大阪」による「牛乳で飲むエスプレッソコーヒー」の監査

監査実施日:2015/9/11

監査者 生活クラブ大阪
平野ブロック
監査参加人数 5人
監査対象生産者 日東珈琲株式会社 監査対象消費材 牛乳で飲むエスプレッソコーヒー

監査した主な内容

  1. 原材料の水について
  2. 原材料のコーヒーについて 
  3. コーヒー抽出後の処理について
  4. 工場内外の防虫防鼠、雑草対策について

主に以下のことが確認できました(概要)

  1. 原材料の水は工業用水道水を自社工場で塩素添加及び濾過を行い食品製造用水の浄水としている。その後、飲料水の製造に使用する水は浄水を活性炭濾過し、イオン交換樹脂にて塩素も除去された純水へ処理する。また、排水は近くに紀ノ川があり周囲が果樹園ということや近郊にアユ放流地域もあるので紀ノ川漁連の厳しい排水基準に近い状態まで処理している。
  2. 原材料のコーヒーについては深い焙煎度合に適したエチオピア、ブルンジ、ウガンダ、グアテマラ産のものを使用。グアテマラ産はサビ病対策のために必要な時のみ農薬を使用。その他の産地について農薬使用有無の証明書は無いが使用しているとは聞いていない。
    消費材の「森のコーヒー」は深い焙煎に適さない種類のため、この製品には使用しない。
  3. グアテマラには2013年に生産農家を訪問した。その他のアフリカの産地は社会情勢が不安定なため2006年以降の訪問はない。買い付けは現地の輸出業者を通して、サンプルテストを実施し自社の責任で輸入している。現地輸出業者と直接取引しているため生産農家まできちんと代金が渡るようになっている。
  4. 1997年からの3年間、国連により、コーヒー生産国の自立を促すため技術指導が行われ生産技術の格段の向上が見られた。
  5. エスプレッソとは「早く抽出する」いう意味がある。
  6. 紙パック容器へ充填後、製造ラインにて横倒しにし容器の上部に製品温度85℃の液が行き渡り殺菌できるしくみとなっている。
  7. 紙パックは6層構造となっており内側にアルミは使用していないことを仕様書により確認できた。
  8. 抽出後のコーヒー豆は業者に引き取ってもらい堆肥にしている。
  9. 工場内の防虫防鼠対策は防虫業者(アース環境サービス)が月1回実施していることを書類にて確認した。また社内に防虫委員会があり、捕虫器の設置や清掃活動をしている。搬送口などは必要な時以外は閉鎖し虫の侵入がないよう配慮している。換気扇も外部からの虫のはいらない構造となっている。有機コーヒーも扱うため工場内部は化学物質を使わず捕虫器等を使用している。工場周囲の雑草は一部を除いてはできるだけ芝刈り機で処理している。

監査意見・感想など(概要)

  • ・工場とは思えない美しい内装と衛生管理・異物混入への対策が徹底されていることに感服いたしました。
  • ・工業用エスプレッソコーヒー抽出機が製法特許取得製品であるという事を聞き、おいしさを納得しました。
  • ・ホットで飲む場合、牛乳を温めたところに常温のエスプレッソコーヒーを注ぐとコーヒーの風味と牛乳の甘さが引き立ち一層おいしいことを新たに発見できました。
  • ・廃棄物が堆肥になっている事は素晴らしい取り組みと感じました。
  • ・工場入口、食堂の手洗いは合成洗剤が使われていました。地球環境、人体への影響を考え、せっけんの使用を推奨します。
  • ・貴重なお時間を頂戴し、不慣れな私どもに学習の機会を与えてくださり感謝申し上げます。ありがとうございました。

監査後の活動計画など(概要)

  • ・生活クラブ生協大阪の機関紙「クラブ通信」91号12/14発行で組合員に向けて監査報告をします。
  • ・平野ブロックニュースを発行し、監査報告と「牛乳で飲むエスプレッソコーヒー」の利用を呼びかけます。
  • ・組合員活動での企画開催時に試飲するなどし、参加者に監査報告と共に利用を呼びかけます。

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