おおぜいの自主監査

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「生活クラブ連合会」による「冷凍玉ねぎソテー」の監査

監査実施日:2015/9/10

監査者 生活クラブ連合会
自主監査委員会
監査参加人数 6人
監査対象生産者 ホクレン農業協同組合連合会 監査対象消費材 冷凍玉ねぎソテー

監査した主な内容

  • ・自主的努力項目の進捗状況
  • ・工場内・敷地内の衛生管理と、異物混入対策について

主に以下のことが確認できました(概要)

①原材料

  • ・原材料の玉ねぎは地元の北見地方の農協(JAきたみらいなどの10の農協)で収穫された玉ねぎであり、圃場見学をしながら、種まき~収穫(早生3割・中生5割)までの説明を受けた。
  • ・農薬は北海道の慣行栽培に準じ、残留農薬検査は年1回9月初旬~10月初旬頃にサンプリングされ実施されるとのこと。生活クラブは減農薬を推奨していることを伝えた。
  • ・玉ねぎは機械化された合理的な収穫方法がとられ、すべての玉ねぎが単一規格の網状のコンテナに入れられ運搬・保管され、そのコンテナには品種・生産者番号・圃場コードのタブ付きであることを確認した。
  • ・集出荷選別貯蔵施設にて、規格品と規格外品が選別される様子を確認した。双方ともトレースできるためのドレスコードがあることを確認した。
  • ・消費材の開発当時は規格外品の安定使用・付加価値向上を図っていたが、現在は品種改良も進み規格品が原材料の7割を占めていることの説明を受けた。

②製造工場

  • ・異物混入の対策としてカット工程と、充填工程のマグネットによる異物除去を確認し、充填工程のマグネットは他製品で使用している同等品のもので確認した。
  • ・毎月1回社内の安全衛生委員会の5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の実施結果報告書で、改善されていることを確認した。
  • ・充填工程が手作業で行われていたことを確認した。
  • ・製造ラインの洗浄に使用される合成洗剤の成分を確認した。
  • ・玉ねぎの水分と糖度が年度によって違うので、加熱調理の時間を変えながら一定の品質を図っていることが判った。
  • ・湧水の利用で地下にためた用水を使用し、使用量にもよるが8割がた湧水でまかなっていること、
  •  また、湧水地の草刈りなど保守・管理をおこなっていることの説明を受けた。
  • ・排水の処理については自社の敷地内に処理施設があり適切に処理され、年2回水質検査を実施し、市の基準値以下で下水道に排出しているとの説明を受けた。

監査意見・感想など(概要)

  • ・監査の時にも触れましたが、玉ねぎの残留農薬の検査の結果を教えていただけるのであれば、お願いします。
  • ・社内の安全衛生委員会の月1回の工場内パトロールについて、写真などを使い細かく報告されてることを評価します。今後も継続されより良い生産工程の衛生管理や、従業員の意識の向上につながることを期待します。
  • ・工場内の洗浄は、3ヵ月に1回や2年に1回の箇所もあることが判りました。加熱時の作動パネルの汚れが気になりましたので、あらためて日・週・月単位での洗浄箇所が適正なのかを点検してはどうでしょうか。
  • ・加熱調理後の一次保管時と充填時からパックまでの間、蓋・カバー・仕切り等をしているわけではないので、浮遊物等が混入する可能性があります。異物混入を防ぐ更なる取組みを検討してはどうでしょうか。
  • ・充填時に装着する手袋には化学成分が溶出するものがありますので、溶出が検出されないかの確認と対応をお勧めします。
  • ・環境の保全の観点から、湧水地の草刈りや異物除去等の活動を評価します。これからも良き水資源の保全に努めてください。
  • ・工場へ入る前に手洗い洗剤を使用した際に、洗剤成分の手指への残留を感じました。食品への移染、従業員の方の手荒れが気になります。石けんの使用を推奨します。

監査後の活動計画(概要)

  • ・広報紙を作成し、自主監査委員の出身単協にて、監査で分かったことを伝え、冷凍玉ねぎソテーの利用をアピールしていきます。

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