おおぜいの自主監査

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「生活クラブ千葉」による「鶏卵」の監査

監査実施日:2016/6/1

監査者 生活クラブ千葉
消費委員会
監査参加人数 15人
監査対象生産者 (株)アグリイノベーションズカンパニー 監査対象消費材 鶏卵

監査した主な内容

1.飼料

  • ・飼料の内容・保管状況
  • ・国産飼料の利用状況

2.サルモネラ対策

  • ・鶏舎内外の環境(ハエやねずみの対策・鶏糞の処理・清掃時の排水処理)
  • ・集卵からパックまでの鶏卵の管理
  • ・パック詰め場所の環境と排水の処理
  • ・回収したモールドパックの保管と管理

主に以下のことが確認できました(概要)

1.飼料について

  • ・旭マッシュというベースになる配合飼料に、飼料用米、魚粉、米ぬか、牡蠣殻、大豆粕、発酵飼料、牧草などを季節に応じて比率を変えて自家配合していることを確認しました。
  • ・飼料用米はサンライズプランの取り組みとしてちばあさひ米の生産者のもの、発酵飼料は、タイヘイの醤油搾りかすや近隣のお豆腐屋のおからなどをブレンドしたもの、牡蠣柄は広島産など、可能な限り地域のもの、国産のものを使用する姿勢が理解できました。
  • ・米国からの輸入のトウモロコシと大豆粕はNON-GMOであることの報告をいただきました。
  • ・自家配合は、毎日1回2トン作り、その1回分を農場全体20000羽が1日で消化していることの報告をいただきました。
  • ・飼料の保管状況について確認できました。適切に管理されています。
  • ・飼料用米の使用については、保管中に品質劣化(カビ等)が発生することから長期間での利用が難しく、現状では飼料の5%相当の使用に留まっていることが確認できました。

2.サルモネラ対策について

  • ・鶏舎内外の環境について確認できました。排水処理については、周囲に人家がなく、地下に浸み込まないようにU字溝を経由して排水するように整備がされています。
  • ・ハエが食べると死ぬ殺虫剤の設置や、ネズミの通り道には粘着テープを置く対策などがとられていることを確認しました。
  • ・鶏舎の鶏糞は10日~14日程度で取り除いていることを確認しました。
  • ・鶏糞の処理は、堆肥場で発酵させて肥料にしていることを確認しました。
  • ・洗卵からパック詰めの設備がある場所は、1年中25度の定温設定をされており、毎晩オゾン殺菌で部屋全体の殺菌がおこなわれていることが確認できました。また、回収したモールドパックについても、パック詰めの場所に保管されているので、毎晩殺菌されているということでした。
  • ・洗卵は、光で透かして異常卵の識別をおこなうところから、オゾン殺菌、55度の温湯で洗浄、そのあと取りきれなかった汚れを目視で確認し、手作業で拭きとり、手作業でパック詰めという工程を確認しました。
  • ・手作業の前にアルコール消毒をおこなっている様子を確認しました。

監査意見・感想など(概要)

  • ・林農場だけでなく、㈱アグリイノベーションズカンパニーの生産者のみなさんは、育雛からNON-GMOの自家配合飼料を使って育成をしており、継続して努力されている状況が理解できました。
  • ・NON-GMOの大豆粕や国産の魚粉など、これまで使用し続けている飼料が社会や環境の変化でこれからも使い続けることが困難になりつつあることが、お話からわかりました。
  • ・また、トウモロコシに代わる飼料用米については、保管施設がないため1年間分の在庫の確保が難しいことも理解できました。
  • ・飼料の国産比率を高めること、NON-GMO飼料を使用することのために、今後将来的に、継続して飼料用米を使用し、できるだけその比率を高める努力をしていただくことを希望します。
  • ・サルモネラ対策については、鶏舎の衛生管理、洗卵からパック詰めをおこなう部屋、それぞれ細心の注意をはらって対応されている様子が良くわかりました。今後も継続しておこなっていただくことを希望します。
  • ・これまでAICの鶏卵の自主監査はおこなっておらず、今回が初めての監査となりました。鶏インフルエンザの発生が国内で確認されて以来、組合員が鶏舎の中を見る機会はなく、今回自主監査を通じて生産現場を確認することができたことは大変貴重な機会となりました。私たち組合員の質問にもわかりやすく丁寧に回答頂き、どのように親鶏が飼育され、鶏卵が生産されているのかが良く理解できました。
  • ・「たまご」は食卓にはなくてはならない食材です。生産者のみなさんの努力で元気な親鶏からおいしい卵が生まれるのだと今回訪れて再確認しました。お忙しいところ対応していただき、ありがとうございました。

監査後の活動計画など(概要)

  • ・単協の広報紙や各ブロックのビオサポマイスターが活動の中で、鶏卵の継続した利用と生産者の努力している内容を伝えていきます。
  • ・また、鶏卵パックの取扱いを丁寧にする事を各ブロックの機関紙で広報をしてリユースを推進します。

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